Financial Independence, Retire Early
Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20251031】US stock market investments

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • FSLR(First Solar)+14.28%
    第3四半期決算で利益・売上とも市場予想を大幅に上回り、通期ガイダンスを上方修正しました。新工場稼働と太陽光発電需要拡大が収益を押し上げ、再生可能エネルギー関連への資金流入が加速しました。
  • AMZN(Amazon.com)+9.58%
    第3四半期決算が好調で、AWSクラウド事業と広告収益が市場予想を上回りました。年末商戦への期待も高まり、今期見通しの強気姿勢が投資家心理を大きく押し上げました。
  • WDC(Western Digital)+8.74%
    半導体ストレージ事業の分社化計画を発表し、業績改善期待が強まりました。AI向け高容量HDD需要の拡大も評価され、アナリストによる目標株価引き上げが追い風となりました。
  • HOOD(Robinhood Markets)+6.31%
    暗号資産市場の回復と取引量増加を背景に、収益改善期待が高まりました。特にビットコイン相場の上昇を受けた新規口座開設の増加が注目され、金融株の中でも買いが集中しました。
  • GDDY(GoDaddy)+5.04%
    クラウドサービス事業の成長加速が評価され、投資家の買いが入りました。AIを活用した中小企業向けマーケティングツールの提供拡大が業績への寄与期待を高めました。
  • FICO(Fair Isaac)+4.68%
    信用スコアサービスの価格改定や企業向け分析ソフトの売上拡大が好感されました。景気減速懸念が薄らぐ中、金融機関向け需要の底堅さが株価上昇を後押ししました。
  • COIN(Coinbase Global)+4.65%
    ビットコイン価格の上昇に伴い、取引高が増加しました。米国での暗号資産ETF承認期待も高まり、収益改善への思惑が買い材料となりました。
  • KEYS(Keysight Technologies)+4.33%
    通信・防衛関連の受注が堅調で、次期見通しが市場予想を上回りました。AI・5G関連の測定機器需要の強さが業績を下支えし、買い戻しが進みました。
  • EME(EMCOR Group)+4.21%
    建設・エンジニアリングサービス事業が堅調で、設備投資関連株として買われました。インフラ投資拡大の恩恵を受けるとの見方が強まり、最高値を更新しました。
  • DXCM(DexCom)-14.63%
    糖尿病患者向け血糖測定センサーの売上が市場予想を下回り、来期ガイダンスも慎重な内容となりました。医療機器セクター全体に調整売りが波及しました。
  • MPWR(Monolithic Power Systems)-7.59%
    第4四半期の売上見通しが市場予想を下回り、半導体セクター全体の上値を抑えました。特にデータセンター向け需要鈍化が懸念されました。
  • MSI(Motorola Solutions)-5.85%
    決算は堅調でしたが、ガイダンスが慎重で市場予想に届かず失望売りを誘いました。特に通信インフラ需要の一服感が指摘されました。
  • ERIE(Erie Indemnity)-5.49%
    保険料収入の伸びが鈍化し、コスト上昇も重しとなりました。アナリストによる格下げが追い打ちとなり、セクター内でも大きく売られました。
  • AJG(Arthur J. Gallagher)-4.79%
    再保険市場の価格競争激化が嫌気され、保険ブローカー株に売りが波及しました。業績見通しの慎重さも影響しました。
  • STX(Seagate Technology)-4.64%
    前日に急伸した反動で利益確定売りが出ました。決算自体は堅調でしたが、AIサーバー向けHDD需要の一巡感が意識されました。
  • ABBV(AbbVie)-4.45%
    主力薬「ヒュミラ」の売上減少が続き、バイオ医薬品部門の成長鈍化が懸念されました。後発薬との競争激化で利益率低下も警戒されています。
セクター別騰落率
  • Consumer Cyclical(一般消費材)+2.88%
    Amazon(AMZN)の好決算を受けて、Eコマースや小売関連株が大幅に上昇しました。年末商戦への期待も高まり、テスラ(TSLA)やナイキ(NKE)など消費関連株全体に買いが波及しました。リスク選好ムードが強まり、セクター全体が主導的な上昇を見せました。
主要3指数とドル円の動き
  • S&P500:6,840.20(+17.86、+0.26%)
    10月最終日はハロウィーン商戦や決算発表を受け、消費関連株が買われました。FRB高官の発言で年内利下げ観測がやや後退する中、長期金利の落ち着きが支えとなり、小幅ながら続伸しました。エネルギー株やヘルスケア株も底堅く、月間では4ヵ月連続の上昇となりました。
  • Dow30:47,562.87(+40.75、+0.09%)
    大型株中心のダウ平均は小幅高で取引を終えました。金融や公益事業株が上昇した一方、景気敏感株に利益確定の動きが見られ、上値は限定的でした。FRBの慎重姿勢を受けた金利高止まりが重しとなるも、企業決算が想定より堅調で下支えしました。
  • NASDAQ:23,724.96(+143.81、+0.61%)
    ハイテク株が堅調に推移し、主要3指数の中で上昇率が最も高くなりました。AI関連や半導体セクターに資金が戻り、エヌビディアやAMDが買われました。金利上昇が限定的だったことも追い風となり、テクノロジー主導の上昇が続いています。
  • ドル円:154.12(+0.02、+0.01%)現在
    ドル円は一時154円41銭まで上昇したのち、153円89銭まで反落しました。米10月シカゴPMIが予想を上回り一時ドル買いが進みましたが、米金利の上昇一服で伸び悩みました。FRB高官の「年内追加利下げは難しい」との発言が下支えとなり、154円台で底堅く推移しています。
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
  • WTI原油先物:60.90ドル(+0.33、+0.54%)
    中東情勢の緊張が続くなか、米国の在庫減少も支援材料となり、原油価格は小幅に上昇しました。需要見通しへの不透明感は残るものの、OPEC+の減産維持観測が相場を下支えしています。
  • 米10年国債利回り:4.101%(+0.008、+0.20%)
    10月のシカゴPMIが市場予想を上回り、景気の底堅さが意識されて金利は小幅上昇しました。FRB高官の「利下げは時期尚早」との発言もあり、債券売りがやや優勢となりました。
  • VIX指数:17.41(+0.50、+2.96%)
    ハロウィーン商戦や決算発表の集中により短期的な変動懸念が高まり、VIX(恐怖指数)は反発しました。ただし水準は依然として低位にあり、市場のリスク許容度はおおむね安定しています。
  • 金先物:4,010.40ドル(-5.50、-0.14%)
    ドル高と米金利上昇が重しとなり、小幅に下落しました。中東リスクの高まりで安全資産需要は根強いものの、FRBの利下げ観測後退が買い手を抑制しています。
私の米ドル建ポートフォリオ +0.02%(前日比)

私のポートフォリオは前日比+0.02%と小幅に上昇しました。VGT(先端技術)とVOO(S&P500連動)が堅調で、ハイテク株の戻りが寄与しました。一方、VYMやVIGなど高配当・安定成長系ETFは弱含み、金価格の軟調でGLDMも下落しました。リスク選好ムードがやや勝った1日でした。

経済指標発表 結果
  • シカゴ購買部協会景気指数(10月):43.8(予想42.3、前回40.6)
    製造業活動の動向を示すシカゴPMIは前月から大幅に改善し、市場予想も上回りました。新規受注と生産が回復基調を見せ、景気の底堅さを示唆しました。一方で50を下回っており、依然として活動縮小を示す水準にあります。FRBの利下げ観測をやや後退させ、米長期金利とドルの上昇要因となりました。
主要銘柄の決算発表結果
  • XOM(Exxon Mobil)
    第3四半期EPSは1.88ドルで予想(1.83ドル)を上回り、売上も85.29Bドルと堅調でした。原油価格の下落を上流部門の効率改善で補い、精製・化学部門が利益を下支えしました。自社株買い継続が好感され、エネルギーセクター内で安定感を示しました。
  • ABBV(AbbVie)
    EPSは1.86ドルで予想(1.78ドル)を上回ったものの、主力薬ヒュミラの減収が続き株価は軟調でした。新薬リンヴォックとスキリージが売上増を支えましたが、特許切れの影響を完全には補えず、投資家の反応は限定的でした。
  • CVX(Chevron)
    EPSは1.85ドルで予想(1.75ドル)を上回り、売上も好調でした。生産量の増加とコスト削減が奏功しましたが、原油価格下落による利益率の圧迫が見られました。買収したヘスとの統合効果への期待もあり、エネルギー株の中で注目されました。
  • LIN(Linde PLC)
    EPSは4.21ドルで予想(4.18ドル)を上回り、売上も8.62Bドルと堅調でした。産業ガス需要が依然強く、特にエネルギー・ヘルスケア向けが好調でした。利益率改善と株主還元策の継続が評価され、株価は安定推移しました。
主な経済ニュース
  • FRBのタカ派がハト派を抑え、利下げ見送りを主張
    Federal Reserve(FRB)内のタカ派(利上げ・利下げ否定的立場)が、今週および12月にも利下げは不要との見方を強めています。インフレや経済のモメンタム(勢い)が依然として十分という判断で、利下げ期待の後退が株・債券市場の方向性に影響を与えています。(Reuters
  • ドル円、日銀失望で月間最安更新
    ドル円相場は一時154.20円まで上昇した後、153.89円付近へ反落。背景には、Bank of Japan(日銀)の展望据え置きが円にとって逆風となり、月間ベースでは7月以来の大幅な下落となりました。為替変動が輸出関連株や外資系の業績予想に波及しています。(Reuters
  • 中国製造業活動、7カ月連続縮小
    中国の10月製造業購買担当者景気指数(PMI)が7カ月連続で縮小し、特に輸出受注の落ち込みが目立ちました。世界のサプライチェーン(供給網)や米国企業の在庫・調達動向に影響を及ぼし、米国の輸出企業・素材・産業株のセンチメント(市場心理)低下要因となっています。(Reuters
  • FRB、T-bill買入で資金市場安定化を図る
    FRBは量的引き締め(QT)をいったん停止し、モーゲージ担保証券(MBS)償還金を国庫短期証券(T-bill)に再投資する方針を打ち出しました。月約150億ドルのT-bill買入を通じて、レポ・資金調達市場のひっ迫感に対応する狙いです。流動性改善が債券利回り・金利に与える影響が注目されます。(Reuters
  • 米株式ファンドの資金流入が一服
    10月29日までの週で、米国株式ファンドへの資金流入が約18億ドルにとどまり、前週の約96 億ドルから大きく減少しました。大型株中心の資金流入が続く一方、中・小型株からは流出。リスク回避ムードが高まる中、投資家の慎重姿勢が浮き彫りになりました。(Reuters
  • FRBダラス地区総裁、利下げ反対を明言
    Lorie Loganダラス連銀総裁が「今週の利下げは不要で、12月の利下げにも反対」と明言。利下げ観測の後退が、金利・為替・株式のトレンドに影響を与えています。政策観測の修正が市場に再び意識される格好です。(Reuters
  • Ford Motor Company、インドで3.7億ドル投資新エンジン生産へ
    米自動車大手フォードがインドに約3.7億ドルを投じて新しいエンジンを生産し、輸出向けとする計画を発表。グローバル生産網の再編や新興国市場からの収益拡大狙いが明確化しており、産業株・自動車サプライチェーン銘柄に材料となっています。(Reuters
  • カナダGDP、8月期に縮小―景気後退回避か
    カナダの8月実質GDPが予想の横ばいを下回り縮小となりましたが、3Qでの全面的な景気後退(リセッション)には至らない可能性も示唆されました。北米域内供給・エネルギー関連の需給動向、通貨影響も含めて、米国市場にも副次的な影響が出ています。(Reuters
  • 主要中銀、利下げ慎重姿勢で足並み揃う
    米・欧・アジアの主要中央銀行が今週、利下げには慎重な姿勢を示し、市場では「利下げの次の波」が遠のいたとの見方が広がっています。世界的な金融政策のタクト(方向性)変化が、資金フローや為替・債券・株式に波及しています。(Reuters
  • トリック・オア・トリート・ムードのウォール街、慎重なムードも
    週末に向けて、米株式市場では楽観と警戒が混在。AI関連投資や決算に支えられつつ、ハイテク中心の先高観に対しては債券の急伸・バリュエーション(株価水準)警戒も浮上しています。月末要因も絡み、市場の揺れ動きが一層鮮明になっています。(Reuters
今週の動き
  • ハイテク主導の上昇相場、エヌビディアとグーグルが市場牽引
    今週はエヌビディア(NVDA)+8.71%、グーグル(GOOG)+8.18%などAI関連株が急伸し、S&P500を押し上げました。AI需要の強さを背景に半導体・クラウド関連が買われ、テクノロジーセクターは+2.21%の上昇。特に決算で予想を上回った企業への資金流入が目立ちました。一方、メタ(META)は広告費見通しの引き下げで−12.19%と大幅安となりました。
  • ディフェンシブ株が軟調、生活必需品と公益事業に売り
    一方でConsumer Defensive(生活必需品)−3.70%、Utilities(公益事業)−2.17%と防御的セクターに売りが出ました。長期金利の上昇と利下げ観測後退で配当利回りの魅力が薄れ、Walmart(WMT)−4.70%やProcter & Gamble(PG)−1.39%などが軟調。投資家が再びグロース(成長)株に資金を移す流れが鮮明となり、セクターローテーションが進行しました。
10月の動き
  • テクノロジー主導の上昇、生成AI関連が市場を牽引
    10月はテクノロジーセクターが+4.0%と突出した上昇を記録しました。エヌビディア(NVDA)+7.20%、ブロードコム(AVGO)+9.30%、グーグル(GOOG)+14.36%などAI関連株が相場を主導。生成AI投資の拡大やクラウド需要の回復が追い風となりました。マイクロソフト(MSFT)も堅調で、S&P500を支える中心的な存在となりました。
  • 素材・不動産セクターが下落、金利上昇とコスト高が圧迫
    一方でBasic Materials(素材)−2.48%、Real Estate(不動産)−2.36%と金利上昇に敏感なセクターが下落しました。FRB高官のタカ派発言で長期金利が高止まりし、資金調達コスト上昇への懸念が広がりました。 Utilities (公益 )は+1.97%と相対的に堅調で、ディフェンシブ資金の一部が流入しました。
経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主な決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

10月最終日の米国市場は、FRB高官の慎重発言で利下げ観測が後退する中、ハイテクを中心に買い戻しが入りました。エヌビディアやアマゾンなどAI関連株の上昇が市場を牽引し、S&P500は小幅高で月を締めくくりました。一方、生活必需品や公益などディフェンシブ株には売りが出て、金利上昇局面における資金移動が続いています。世界では中国製造業の低迷や為替変動など不安要素もありますが、イノベーションと企業収益の回復力は確かです。日々の値動きに振り回されず、長期的な成長を信じて投資を続けたいものです。日毎の成果や結果に一喜一憂せず、長期投資を目指して共に学び成長していければ嬉しいです。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり
  • 投資は自己責任にてお願いします。
  • このブログには広告が挿入されています。この広告はGoogle社が読者の好みに応じて選んで提供しているものです。興味がございましたらご覧いただければ幸いです。投資に関する広告が表示されても、私の推奨ではないことをご理解いただければ幸いです。
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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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