【20260116】US stock market investments
S&P500 ヒートマップ(高解像度)
3%以上上昇したS&P500構成銘柄
- SMCI:Super Micro Computer(先端技術) +11.01%
AIサーバー需要の強さが改めて意識され、データセンター投資の継続期待が追い風。競合比較での出遅れ修正とショートカバー(空売りの買い戻し)が重なり、出来高を伴って上伸した展開。 - MU:Micron Technology(先端技術) +7.76%
メモリ市況の改善期待とAI向けHBM(広帯域メモリ)需要の拡大観測が材料。半導体セクター全体の強含みに連動し、業績回復シナリオの織り込みが進んだ形。需給改善への期待先行。 - MRNA:Moderna(ヘルスケア) +6.29%
新薬パイプライン(開発中の医薬品)や提携期待が思惑材料となり、押し目買いが優勢。株価が長期低迷していた反動もあり、ショートカバーを伴う急反発の形。業績より材料・需給主導の上昇。 - GEV:GE Vernova(工業・産業) +6.12%
電力需要増と送配電・再エネ関連投資の拡大期待が追い風。生成AI普及で電力インフラ需要が意識され、長期テーマ株として買いが集まりやすい状況。政策・設備投資の追い風を織り込む動き。 - Q:Qorvo(先端技術) +4.44%
スマホ向けRF部品(無線通信の中核部品)需要の底打ち観測や、在庫調整の進展期待が材料。半導体の物色が広がる中で相対的な割安感も意識され、買い戻しを伴う上昇。循環回復期待の浮上。 - PWR:Quanta Services(工業・産業) +4.27%
送電網増強やデータセンター増設に伴う電力インフラ工事需要が評価され上昇。米国の設備更新・防災投資の流れも追い風となり、受注の強さを織り込みやすい局面。インフラ投資テーマの継続。 - PNC:PNC Financial Services Group(金融) +3.79%
決算でEPS・売上が市場予想を上回り、収益の底堅さが好感された反応。金利環境の変化を受けても運営が安定している点が評価され、金融株の見直し買いが入りやすい展開。好決算主導の上昇。 - IRM:Iron Mountain(不動産) +3.52%
データ保管・データセンター需要の拡大期待が追い風となり、AI関連の周辺銘柄として物色。安定配当とディフェンシブ(景気変動に強い)性質も評価され、金利動向が落ち着く局面で買いが入りやすい状況。 - SYF:Synchrony Financial(金融) +3.20%
個人向け与信の収益力が再評価され、金融セクター買いの流れに乗る形。決算シーズン入りで同業他社の堅調さが安心材料となり、売り方の買い戻しも加速。クレジット指標の悪化懸念後退の思惑。 - PPL:PPL Corp(公益事業) +3.14%
公益株としての安定性が意識され、金利上昇局面でもディフェンシブ需要が流入。規制下事業の収益見通しの堅さが評価され、配当利回り面でも資金が向かいやすい地合い。リスク回避寄りの選好。 - CSGP:CoStar Group(不動産) +3.11%
不動産データ事業の成長期待に加え、事業投資の進展を好感する買い。住宅・不動産市場の先行き不透明感がある中でも、情報サービスとしての収益基盤が評価されやすい局面。テーマ性と需給の改善。 - GILD:Gilead Sciences(ヘルスケア) +3.01%
主力薬の安定収益に加え、新薬開発や適応拡大の期待が株価を支援。景気敏感株が伸び悩む局面でディフェンシブ株として資金が向かい、相対的に堅調な動き。医薬品セクターへの資金回帰。
3%以上下落したS&P500構成銘柄
- CEG:Constellation Energy(公益事業) -9.82%
前日までの急騰の反動で利益確定売りが優勢となった動き。電力需給ひっ迫やデータセンター需要期待で上昇していた分、金利上昇局面でバリュエーション調整(割高修正)が入りやすい状況。電力株の過熱感解消局面。 - VST:Vistra(公益事業) -7.54%
電力株のテーマ買いが一服し、短期資金の手仕舞いが集中した展開。原油・ガス価格の方向感が弱い中で、電力関連の上昇期待が織り込み済みとなり、上値追いの勢いが減速。高値圏での調整色。 - WST:West Pharmaceutical Services(ヘルスケア) -7.02%
医薬品容器・デバイス需要への見通しが慎重化したとの受け止めで売りが優勢。高PER銘柄として金利上昇時に調整を受けやすく、決算前のポジション調整も重なった形。成長期待の見直し局面。 - APP:AppLovin(通信サービス) -6.30%
広告関連の先行き不透明感や高バリュエーション警戒から売りが加速。直近の大幅上昇の反動で利確が出やすく、短期資金が抜ける形で下落幅が拡大。モメンタム(勢い)鈍化を意識した調整。 - ALB:Albemarle(素材) -6.18%
リチウム価格の低迷懸念が続き、収益回復の見通しが立ちにくい状況。EV需要の成長はあっても供給過剰感が重しとなり、資源株全体の選別が厳しい局面。商品市況悪化を織り込む動き。 - STT:State Street(金融) -6.07%
決算は上振れでも材料出尽くしとなり、利確売りが優勢となった反応。資産運用・カストディ(資産管理)収益は市場環境に左右されやすく、金利上昇で株式市場が不安定になると警戒が出やすい構造。好決算後の反落。 - TRMB:Trimble(先端技術) -5.96%
産業向けソフト・測位関連の成長期待が一服し、利益確定と評価調整が進行。設備投資の伸び鈍化や景気減速懸念が意識され、工業系テックが売られやすい地合い。高値圏からの調整局面。 - MOS:Mosaic(素材) -4.46%
肥料市況の軟化や農業投入材の需要見通しへの警戒が重し。穀物価格の方向感が弱い中で、農家の購買意欲が強まりにくいとの見方が売り材料。資源株への資金流入が細る局面。 - NTAP:NetApp(先端技術) -4.24%
IT投資の選別が強まる中で、ハード・インフラ関連に調整売り。AI関連の恩恵がある一方、企業の支出判断が慎重になれば受注がぶれやすいとの警戒。決算前の持ち高調整も出やすい局面。 - PRU:Prudential Financial(金融) -4.07%
金利上昇は追い風要素もある一方、株式市場の不安定化で運用資産の評価変動が意識され売りが優勢。保険セクター全体で利益確定が出やすく、ディフェンシブ買いが公益に向かった反動も示唆。需給主導の下落。 - NRG:NRG Energy(公益事業) -4.07%
独立系発電の期待先行相場が一服し、電力株全体の調整に連動。直近の急騰局面で買われていた分、短期の利益確定が出やすい流れ。電力価格の先行きと金利動向への感応度が高い局面。 - CVNA:Carvana(一般消費材) -3.85%
中古車需要の先行き不透明感と高金利の逆風が再意識された形。高ボラティリティ(値動きの大きさ)銘柄として、指数が伸び悩む局面で売られやすい特徴。上昇後の反落とポジション調整。 - NCLH:Norwegian Cruise Line(一般消費材) -3.76%
旅行・レジャー株が売られ、景気減速や消費鈍化への警戒が重し。燃料費や人件費のコスト圧力も意識され、収益の振れが大きい業態としてリスク回避の売りが出やすい局面。需要見通しへの慎重化。 - HUM:Humana(ヘルスケア) -3.76%
医療保険の医療費率(保険金支払い負担)悪化懸念が続き、セクター全体の重し。見通し修正リスクが意識されやすく、資金が他のディフェンシブへ移りやすい地合い。コスト増を警戒した売り。 - BF-B:Brown-Forman(生活必需品) -3.72%
酒類需要の伸び鈍化や消費者の節約志向が意識され、売上成長の鈍化懸念が材料。ディフェンシブでも高PER銘柄は金利上昇局面で売られやすく、利益確定が出やすい局面。消費トレンドの変化を警戒。 - A:Agilent Technologies(ヘルスケア) -3.58%
研究・検査機器需要の回復が遅れるとの見方が重し。景気や研究開発費の影響を受けやすく、決算期を前に慎重なポジション調整が進んだ形。ヘルスケア内でも成長株寄りの調整局面。 - PLTR:Palantir Technologies(先端技術) -3.44%
AI関連の上昇基調が続く中でも、短期の過熱感から利確売りが優勢。高バリュエーション銘柄として金利上昇に敏感で、指数が伸び悩む局面で調整が入りやすい特徴。モメンタム低下を意識した下落。 - CVS:CVS Health(ヘルスケア) -3.39%
医療保険・薬局事業の収益性への懸念が続き、セクター全体の弱さに連動。医療費負担増や薬価・規制リスクが意識され、買い材料が乏しい局面。ディフェンシブでも選別が厳しい地合い。 - TAP:Molson Coors Beverage(生活必需品) -3.34%
ビール需要の伸び鈍化や競争激化が重しとなり、利益確定売りが優勢。コスト上昇分の価格転嫁が難しいとの見方もあり、消費関連の選別色が強まる局面。成熟市場の成長鈍化を織り込む動き。 - CNC:Centene(ヘルスケア) -3.22%
医療保険の採算悪化懸念が意識され、売りが続く展開。医療費率の上振れや制度変更リスクに対する警戒が強く、同業の弱さも連鎖しやすい状況。見通し不透明感を嫌気した下落。 - EBAY:eBay(一般消費材) -3.19%
消費動向への不透明感からEC関連が軟調となり、リスク回避の売りが先行。成長性が相対的に限定的と見られやすく、地合い悪化時に資金が抜けやすい局面。景気敏感株の調整色。 - DHI:D.R. Horton(一般消費材) -3.13%
住宅ローン金利の高止まりで需要が鈍りやすいとの見方が重し。住宅市場指数の弱さも意識され、住宅関連株に売りが波及しやすい環境。新築需要の先行き警戒を反映した下落。 - EXPE:Expedia Group(一般消費材) -3.12%
旅行需要の伸び鈍化懸念と、景気減速時の影響を受けやすい業態として売りが優勢。航空・宿泊のコスト高も意識され、利益率の不透明感が材料。レジャー株の手仕舞い局面。 - CPB:Campbell’s(生活必需品) -3.10%
食品株でも成長鈍化や利益率低下への警戒が出やすく、ディフェンシブの中で資金移動が発生。原材料コストや販促費の負担が意識され、期待ほど守り切れないとの見方。地合いの変化による売り。 - CPAY:Corpay(先端技術) -3.06%
法人向け決済・経費管理関連で、成長期待の織り込みが進んでいた反動。金利上昇局面で高評価銘柄が売られやすく、決算前のポジション調整も重なる形。リスクオフ局面の調整売り。 - WDAY:Workday(先端技術) -3.04%
企業向けソフトは堅調でも、短期の利確とバリュエーション調整が優勢。景気減速時のIT投資抑制が意識されやすく、SaaS(クラウド型ソフト)銘柄に売りが出やすい地合い。高値圏からの押し目形成。 - HCA:HCA Healthcare(ヘルスケア) -3.00%
医療サービス株としてディフェンシブ性はあるものの、人件費や医療コスト増が収益圧迫要因として意識。セクター全体の弱さも重なり、利益確定売りが出やすい展開。コスト負担を警戒した下落。
セクター別騰落率
セクター別では不動産が+1%超の上昇で突出し、エネルギーと工業・産業もプラス圏を維持する一方、通信サービスや素材、一般消費材などが下落して方向感はまだら模様。金利動向と決算・材料の強弱で資金が入れ替わる、選別色の強い相場展開。
- 不動産(Real Estate)、+1.17%
金利上昇が一服する局面で買い戻しが入りやすく、配当利回りの魅力も意識された上昇。データセンター関連REITへの物色も追い風となり、ディフェンシブ性と成長テーマの両面で資金が集まった形。
主要3指数の動き
- S&P500(6,940.01、前日比-0.06%)
寄り付きは6,960台まで買われたものの、引けにかけて伸び悩み小幅安で終了する展開。高値6,967.30、安値6,925.09と値幅は限定的で、上昇一服の利確と様子見が優勢。決算シーズン入りで好材料は織り込みつつ、次の材料待ちとなった相場付き。 - Dow30(49,359.33、前日比-0.17%)
3指数の中で下げが目立ち、寄り付き49,466台からじり安で推移した形。高値49,616.70を付けた後に失速し、安値49,246.24まで下押し。景気敏感株中心の構成ゆえ、金利や景気指標への警戒が重しとなりやすい局面。 - NASDAQ(23,515.39、前日比-0.06%)
寄り付き23,639台から上値が重く、終盤にかけて小幅安で着地する展開。高値23,664.26、安値23,446.81と日中のブレはあるものの、引けはほぼ横ばい圏。大型ハイテクの強弱が交錯し、指数全体では方向感が出にくい地合い。
ドル円の動き
ドル円は米景気指標の底堅さを背景にドル高基調が続く一方、日本側の協調介入示唆や日銀の早期利上げ観測が円買いを誘発し、159円台から158円台前半へ反落する動き。材料が交錯して方向感が出にくい中、円ショート(円売り持ち)調整が入りやすい局面。
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
- 原油先物(59.27、前日比+0.32%)
小幅高で推移し、買い戻しが優勢となった形。地政学リスクの警戒は残る一方、需要鈍化観測が上値を抑える構図。60ドル台では戻り売りが出やすく、供給要因と景気懸念の綱引きが続く局面。 - 米10年国債利回り(4.231%、前日比+1.71%)
利回りが上昇し、債券価格は下落する展開。景気指標の底堅さや利下げ期待の後退が背景となり、長期金利が再び強含み。株式では高PER銘柄に逆風となりやすく、金融株には追い風となり得る地合い。 - VIX(15.79、前日比-0.32%)
低下しており、市場の警戒感は落ち着いた水準。急変動を織り込む動きが弱く、押し目買い意欲が残る状況。もっとも15台は油断しやすい水準でもあり、決算や地政学の材料次第で反発しやすい局面。 - 金先物(4,588.70、前日比-0.76%)
下落しており、リスク回避の買いが一服した形。米金利上昇で金利の付かない金の相対魅力が低下し、利益確定が出やすい展開。中長期では地政学・インフレ警戒が下支え要因となり得る環境。
私の米ドル建ポートフォリオ -0.11%(前日比)
私の米ドル建ポートフォリオは前日比-0.11%と小幅な下落でした。VGTとVOOがわずかに下げた一方、VYMとVIGがプラスで下支えし、値動きは比較的安定していました。金関連のGLDMは軟調でしたが、全体では分散効果が効いており、大きく崩れない一日だったと受け止めています。
経済指標発表 結果
- 鉱工業生産(前年比、12月)1.99%
前回2.68%から伸びが鈍化し、製造業全体の勢いが一服した形。高金利環境の長期化で設備投資や在庫調整が続く可能性があり、景気の「加速」よりも「底堅さ」の確認材料になりやすい内容。 - 鉱工業生産(前月比、12月)0.4%
予想0.1%を上回り、月次では想定より強い増加。年末にかけて生産が持ち直したことを示し、景気後退懸念を和らげる方向。ただし単月のブレも大きく、次月以降の連続性が焦点。 - 製造業生産(前月比、12月)0.2%
前回0.3%から小幅に減速しつつもプラス維持。景気の腰折れではなく、減速しながらの拡大という印象。個別では需要の強弱が混在し、株式市場では業種選別が進みやすい局面。 - 設備稼働率(12月)76.3%
予想76.0%を上回り、前回76.1%から上昇。生産能力に対する稼働の高さが意識され、需給のタイト感(供給余力の小ささ)を示唆。インフレ圧力が再燃するかの点検材料。 - NAHB住宅市場指数(1月)37
予想40を下回り、前回39から悪化。住宅ローン金利の高止まりが住宅市場の心理を冷やした形。住宅関連株には逆風になりやすく、個人消費の強さにも影を落とし得る内容。 - ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウント 410
前回409から小幅増加し、掘削活動が底堅い推移。米国内の供給増加余地を示すため、原油価格には上値を抑える材料になりやすい一方、エネルギー企業の投資継続を示す指標。 - 米石油掘削リグ稼働数 543
前回544から1基減少し、横ばい圏で推移。急拡大ではないものの、供給が細らない状況を示唆。原油相場は地政学要因と需給要因の綱引きが続きやすい環境。 - CFTC S&P500投機的ネットポジション -122.1K
前回-106.1Kから売り越しが拡大。指数先物で弱気ポジションが増え、慎重な投資家心理を反映。ニュース次第で買い戻しが起きやすい反面、上値追いには勢いが欠けやすい状態。 - CFTC Nasdaq100投機的ネットポジション 29.1K
前回32.6Kから買い越しが縮小。成長株への強気姿勢がやや後退し、金利動向に敏感な地合いを示唆。AI関連の強さがあっても、ポジション調整で値動きが荒くなりやすい局面。 - CFTC 金投機的ネットポジション 251.2K
前回227.6Kから買い越しが増加。安全資産需要が底堅く、金利・地政学・景気不安の複合要因を反映。株式が堅調でも、ヘッジ需要(保険としての買い)が残っているサイン。
主要銘柄の決算発表結果
- PNC:PNC Financial Services Group(金融)
EPSは予想4.19に対して4.88と上振れし、収益力の底堅さが確認される内容。売上も6.1Bと予想5.95Bを上回り、金利環境の変化を受けても事業運営が安定している印象。今後は預金獲得コストの上昇や貸倒引当の動きが焦点となる局面。 - STT:State Street(金融)
EPSは予想2.78に対して2.97と小幅上振れし、堅調な決算。売上は3.67Bで予想3.59Bを上回り、資産運用関連の手数料収入の底堅さが意識される内容。市場環境が安定すれば追い風だが、株式・債券の変動次第で収益の振れが出やすい構造。 - MTB:M&T Bank(金融)
EPSは予想4.47に対して4.72と上振れし、銀行業務の利益体質が維持された内容。売上は2.47Bで予想2.47Bと一致し、成長よりも安定が目立つ結果。今後は融資需要の強弱と信用コストの増減が評価ポイントとなり、地銀的な景気感応度が注目される局面。 - RF:Regions Financial(金融)
EPSは予想0.61に対して0.57と下振れし、収益面でやや弱さが残る内容。売上は1.92Bで予想1.93Bをわずかに下回り、環境変化に対する耐性が問われる結果。コスト管理と利ざやの改善がカギとなり、今後の見通し次第で株価反応が分かれやすい局面。
主な経済ニュース
- 半導体株主導の株高と相場の粘り強さ
半導体・メモリ関連が買われ、荒い値動きの週の終盤に指数を下支え。AI投資の継続期待が強く、半導体ETFも年初来で堅調推移。決算シーズン入りで物色が選別的になりやすい局面。半導体主導のリスク選好。(Reuters:01/16) - パウエル議長捜査で中銀独立への警戒
FRB本部改修の費用超過を巡る司法省捜査が材料視され、金融政策の独立性(政治からの距離)への不安が再燃。金利見通しだけでなく、米資産のリスクプレミアム(上乗せ利回り)を意識させる要因。FRB人事の不透明感。(Reuters:01/16) - FRBジェファーソン副議長が現状維持を示唆
「現在の政策スタンスは適切」との発言が伝わり、早期の利下げ観測を抑制。インフレの鈍化と景気の底堅さの綱引きが続く中、次回会合までデータ依存の姿勢を強調する内容。金利の高止まり観測。(Reuters:01/16) - クレカ金利10%上限案が金融株の重し
トランプ氏の「1年の10%上限」構想が、与信縮小や収益悪化の懸念を呼び、金融セクターのセンチメントを冷やす材料。家計の負担軽減が狙いでも、カード供給の減少なら消費にも波及し得る論点。金利規制リスク。(FOX Business:01/13) - 原油安でインフレ懸念が一服
対イラン軍事行動の可能性後退を背景に、原油が軟化してリスクプレミアムが縮小。供給途絶懸念が和らぐ一方、地政学ニュースで短期変動が続きやすい地合い。エネルギー株と期待インフレへの影響。(Reuters:01/16) - インフレは「見た目より強い」との警戒
CPIの表面上の落ち着きに対し、基調の粘着性を指摘する見方が広がり、利下げ期待を抑える材料。サービス価格や住居費などの圧力が残ると、長期金利の高止まり要因になりやすい構図。インフレ再燃リスク。(Reuters:01/14) - 米国債利回りの膠着と株式の高バリュエーション
米10年金利が狭いレンジで推移し、株式の割高感(高いPER)への当面の逆風が弱まる構図。金利が急騰しないことは追い風でも、レンジ上抜け時はグロース株に調整圧力が出やすい局面。金利レンジ相場。(Bloomberg:01/15) - TSMCの強気見通しが半導体サプライチェーンを支援
TSMCの見通しが追い風となり、米半導体関連へ波及。AI向け先端半導体の需要増と増産計画が意識され、製造装置・周辺部材まで連想買いが入りやすい環境。設備投資の継続期待。(Investing.com:01/15) - 大手銀行決算で利ざやと貸出動向に注目
大手行の利益拡大が報じられ、景気の底堅さを裏付ける材料。もっとも、与信コスト(貸倒引当)やクレカ金利規制議論が先行き不透明要因となり、金融株は好決算でも上値が重くなりやすい局面。銀行決算の選別物色。(Reuters:01/14) - ドル安期待の後退と多国籍企業の収益換算
「ドル高是正」観測の巻き戻しが一服し、ドルが底堅い推移との見方。ドル高は米多国籍企業の海外売上の換算(ドル換算)で逆風になり得る一方、輸入インフレの抑制にはプラスに働く側面。為替の綱引き。(Reuters:01/15)
今週の動き
- 1週間ヒートマップの概況
大型ハイテクはMSFTやMETA、金融のJPMなどが下押しし指数の上値を抑えた一方、半導体ではAMDやMU、装置株の一角が買われ明暗が分かれる構図。ディフェンシブではWMTやPMが堅調で資金の逃避先となりやすく、個別材料と決算見通しで売買が入れ替わる選別色の強い週。 - 1週間セクター別騰落率の背景
エネルギー(+3.57%)や生活必需品(+3.50%)、不動産(+3.47%)が上位となり、景気減速懸念と金利動向を意識したディフェンシブ志向が優勢。工業・産業(+3.26%)もインフラ需要で底堅い一方、一般消費材(-1.72%)と通信サービス(-1.62%)は利益確定が先行し、成長株の調整が目立つ週。
経済指標発表予定
1/19(月)は休場です。1/20には、以下の経済指標が発表される予定です。
主要銘柄の決算発表予定
1/20には以下の銘柄の決算発表が予定されています。
おわりに
本日の米国株式市場は、主要3指数が小幅な値動きにとどまり、決算シーズン入りを前に材料を見極める展開でした。米10年金利は上昇基調となり、ハイテクの上値を抑える一方、原油は小幅高でエネルギー関連の支えとなりました。企業ニュースでは金融の決算が市場の安心材料になった反面、通信サービスや一部成長株には調整が入りました。地政学リスクは継続しており、金などのヘッジ需要も残る状況です。日々の値動きに一喜一憂せず、分散と長期目線で着実に資産形成を進めていきたいですね。
なお、1/19は米国株式市場が休場です。投資先銘柄の情報整理やリバランスを考える一日にしていきましょう。それでは、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
