S&P500 ヒートマップ(高解像度)

3%以上上昇したS&P500構成銘柄

  • SNDK:Sandisk Corporation(先端技術) +15.44%
    AI向けデータセンター投資の拡大で、フラッシュメモリ需要の先行きが強気に見られたことが買い材料である。関連銘柄にも資金が波及し、テーマ買いが一段と強まった局面である。
  • CCL:Carnival Corporation(一般消費材) +8.09%
    原油安を受けて燃料コスト低下期待が高まり、旅行・レジャー株が物色された流れである。景気の底堅さが意識され、消費関連の中でも外需・観光寄りに資金が向かった。
  • WDC:Western Digital Corporation(先端技術) +7.99%
    AI関連のデータ保存需要が意識され、ストレージ投資の拡大期待が追い風となった。メモリ・ストレージ周辺に資金が集まり、指数を上回る上昇となった。
  • NCLH:Norwegian Cruise Line Holdings Ltd.(一般消費材) +7.65%
    原油安が追い風となり、クルーズ各社はコスト面の改善期待で買われた。リスク選好の回復で、旅行需要の強さを織り込む動きが優勢である。
  • ODFL:Old Dominion Freight Line, Inc.(工業・産業) +7.47%
    製造業指標の改善を背景に、物流量の回復期待が高まった流れである。景気循環株の買い戻しが進み、輸送関連に資金が入りやすい一日であった。
  • GLW:Corning Incorporated(先端技術) +6.89%
    製造業の持ち直し観測や、電子部材需要の改善期待が株価を押し上げた。景気敏感寄りの銘柄として選好され、幅広い買いの恩恵を受けた形である。
  • STX:Seagate Technology Holdings Plc(先端技術) +6.20%
    AI時代のデータ量増加を背景に、ストレージ需要の拡大期待が強い。メモリ・ストレージのテーマに資金が集中し、関連株高の中心となった。
  • MU:Micron Technology, Inc.(先端技術) +5.52%
    AIサーバー向けメモリ需要の強さが意識され、業績期待が上向いたことが支えである。金利高局面でもテーマ性が勝り、買いが継続した。
  • LVS:Las Vegas Sands Corp.(一般消費材) +5.52%
    景気の底堅さとリスク選好の回復を背景に、カジノ・レジャー株が物色された。旅行関連への資金回帰が進み、需給面でも買いが優勢となった。
  • CAT:Caterpillar Inc.(工業・産業) +5.10%
    製造業の回復観測で設備投資関連に買いが入り、建機大手も上昇した。景気敏感株へのローテーション(資金移動)が進んだ局面である。
  • HAS:Hasbro, Inc.(一般消費材) +5.07%
    消費関連のリスクオン局面で買い戻しが入りやすかった。景気不安の後退で裁量消費(景気で増減する支出)への見方が改善したことが支えである。
  • INTC:Intel Corporation(先端技術) +5.04%
    半導体全体の地合い改善と、AI投資拡大の恩恵期待が追い風である。大型テックの押し上げもあり、指数寄与の大きい銘柄が買われた。
  • UAL:United Airlines Holdings, Inc.(一般消費材) +4.92%
    原油安を材料に航空株が上昇した。燃料費の低下期待に加え、景気底堅さが意識され、旅行需要の先行きに強気な見方が優勢である。
  • DAL:Delta Air Lines, Inc.(一般消費材) +4.84%
    原油安を受けたコスト改善期待で買いが入った。航空株は原油価格の影響を受けやすく、短期的には原油下落が株価の追い風となった。
  • DOW:Dow Inc.(素材) +4.83%
    景気指標の改善で化学・素材株が買われ、循環色が強まった。需要回復観測が出ると、素材は先行して反応しやすい局面である。
  • QTWO:Q2 Holdings, Inc.(先端技術) +4.67%
    リスク選好の回復で中小型グロースに資金が戻った流れである。金利上昇に警戒は残るが、買い戻しが優勢となった。
  • WSM:Williams-Sonoma, Inc.(一般消費材) +4.58%
    景気底堅さが意識され、裁量消費関連に買いが入った。住宅・生活関連の需要が想定ほど崩れないとの見方が支えである。
  • VTRS:Viatris Inc.(ヘルスケア) +4.51%
    ディフェンシブ(景気に左右されにくい)要素のある医薬品に資金が入り、相対的に買われた。金利動向に左右されにくい点も評価された。
  • EXPE:Expedia Group, Inc.(一般消費材) +4.47%
    原油安と景気の底堅さを背景に旅行関連が物色された。オンライン旅行需要の強さを織り込む動きが優勢で、セクターの追い風を受けた。
  • LUV:Southwest Airlines Company(一般消費材) +4.46%
    航空株全体に原油安の追い風が吹いた。燃料費低下期待が業績見通しの改善につながるため、短期的に買いが集まりやすい。
  • JBHT:J.B. Hunt Transport Services, Inc.(工業・産業) +4.43%
    製造業の回復観測で物流株が買われた。景気循環局面では輸送量増加が意識され、先回りの資金が入りやすい。
  • TXN:Texas Instruments Incorporated(先端技術) +4.39%
    半導体セクターの強さが下支えとなった。AI関連の投資継続観測が広がると、周辺の半導体にも買いが波及しやすい。
  • MPWR:Monolithic Power Systems, Inc.(先端技術) +4.37%
    AIサーバーやデータセンターの電源関連需要が意識され、関連テーマとして買われた。成長期待が強い局面では上昇幅が拡大しやすい。
  • WMT:Walmart Inc.(生活必需品) +4.13%
    ディフェンシブ株への資金流入が続き、安定収益への評価が高まった。市場全体が強い中でも、下値の固さを重視した買いが入った。
  • TSCO:Tractor Supply Company(一般消費材) +4.13%
    リスクオンの流れで小売株が買われた。景気後退懸念の後退により、消費の底堅さを織り込む動きが強まった局面である。
  • DELL:Dell Technologies Inc.(先端技術) +4.12%
    AI投資拡大でサーバー・ITインフラ需要が意識され、関連銘柄として買われた。半導体高と組み合わせでテーマが強化された。
  • AAPL:Apple Inc.(先端技術) +4.06%
    大型テックへの資金回帰が続き、指数寄与の大きさも相まって買いが優勢となった。AI競争の文脈で関連投資の広がりが意識されやすい。
  • FDX:FedEx Corporation(工業・産業) +4.05%
    景気指標の改善を背景に輸送需要回復が意識され、物流株が上昇した。景気循環株の買い戻しが進む局面で反応しやすい銘柄である。
  • AMD:Advanced Micro Devices, Inc.(先端技術) +4.03%
    AI関連の半導体需要期待が強く、セクター全体の上昇に乗った。高成長テーマが再評価され、買いが入りやすい地合いである。
  • GEV:GE Vernova Inc.(工業・産業) +3.94%
    景気底堅さを背景に、インフラ・設備投資関連へ資金が向かった流れである。循環株物色が強まる局面で上昇しやすい。
  • STLD:Steel Dynamics, Inc.(素材) +3.89%
    製造業回復観測で鉄鋼需要の先行きが改善するとの見方が支えとなった。景気敏感セクターへの資金移動が株価を押し上げた。
  • TGT:Target Corporation(一般消費材) +3.85%
    景気不安の後退で小売・消費関連に買いが入った。インフレと金利の警戒は残るが、消費の底堅さを織り込む動きが優勢である。
  • UPS:United Parcel Service, Inc.(工業・産業) +3.81%
    製造業・消費の持ち直し期待から物流株に買いが入った。輸送量の改善が意識される局面では、業績連動の期待が先行しやすい。
  • V:Visa Inc.(金融) +3.73%
    金利上昇と景気底堅さの組み合わせで金融株が買われた。決済取扱高の伸びが景気と連動しやすく、リスクオン局面で選好されやすい。
  • CHTR:Charter Communications, Inc.(通信サービス) +3.63%
    地合い改善で大型株の買いが波及し、通信サービスにも資金が入った。ディフェンシブ性と成長性の中間として選別買いが入った形である。
  • TER:Teradyne, Inc.(先端技術) +3.52%
    半導体市況の改善期待で、製造装置・周辺にも買いが広がった。AI投資の継続観測がセクター全体のセンチメントを押し上げた。
  • FITB:Fifth Third Bancorp(金融) +3.44%
    米金利上昇を受け、利ざや改善期待から銀行株が上昇した。景気後退懸念の後退も追い風となり、金融セクターの強さが目立った。
  • FAST:Fastenal Company(工業・産業) +3.32%
    製造業の回復観測で、工業用資材の需要改善が意識された。景気循環株が買われる局面では、供給網関連も連れ高になりやすい。
  • KEYS:Keysight Technologies, Inc.(先端技術) +3.20%
    半導体・通信関連の投資期待が高まる中で、計測機器需要の回復観測が支えとなった。AI・データセンター投資の波及も意識されやすい。
  • JCI:Johnson Controls International plc(工業・産業) +3.12%
    景気の底堅さを背景に、ビル設備・省エネ関連への資金流入が見られた。設備更新需要が意識されると、循環株として買われやすい。
  • MA:Mastercard Incorporated(金融) +3.08%
    リスクオンの流れで決済関連が買われた。景気の持続期待が高まると、消費活動の拡大を映す銘柄として資金が集まりやすい。
  • EL:The Estée Lauder Companies Inc.(生活必需品) +3.02%
    ディフェンシブ寄りの消費株として買いが入り、相対的な安定性が評価された。地合いが良い中でも、利益確度を重視する資金が向かった。

3%以上下落したS&P500構成銘柄

  • HOOD:Robinhood Markets, Inc.(金融) -9.62%
    暗号資産価格の急落を受け、取引高減少懸念から売りが優勢となった。加えて、スポーツ予測市場の季節要因による収益鈍化観測も重しとなり、短期の期待先行分が剥落した局面である。
  • DIS:The Walt Disney Company(通信サービス) -7.40%
    決算は市場予想を上回る面があったが、米国テーマパークで海外客が減少したことや、エンタメ部門の利益減が嫌気された。先行きの成長鈍化懸念が強まり、売りで反応した形である。
  • EQT:EQT Corporation(エネルギー) -5.16%
    原油先物の急落でエネルギー全体に売りが波及した。天然ガス関連もリスクオフの連鎖に巻き込まれ、収益見通しの下振れを警戒したポジション調整が優勢となった局面である。
  • OKE:ONEOK, Inc.(エネルギー) -4.89%
    エネルギーセクター安の影響を受けた。原油安で上流から中流まで弱含みとなり、加えて金利上昇局面では高配当株への資金が揺らぎやすく、利益確定売りが出やすかった形である。
  • AXON:Axon Enterprise, Inc.(先端技術) -4.88%
    高バリュエーション(割高評価)銘柄に売りが出やすい地合いの中で、利益確定が優勢となった。個別悪材料というより、金利高を背景に成長株の評価が切り下がりやすい局面の影響が大きい。
  • EXE:Expand Energy Corporation(エネルギー) -4.87%
    原油価格の急落でエネルギー株が一斉安となり、リスクプレミアム(上乗せ評価)が縮小した。景気の底堅さとは別に、短期的な商品価格要因が株価を押し下げた形である。
  • IDXX:IDEXX Laboratories, Inc.(ヘルスケア) -4.60%
    決算内容が良好でも、先行きガイダンス(会社予想)が慎重と受け止められた。動物病院の需要動向に不透明感が残り、成長率鈍化を意識した売りが先行した局面である。
  • HUM:Humana Inc.(ヘルスケア) -4.10%
    メディケア・アドバンテージ(高齢者向け民間保険)の収益性を巡る政策リスクが意識された。アナリストの慎重見通しや格下げが重しとなり、金利高でも買われにくい展開となった。
  • CF:CF Industries Holdings, Inc.(素材) -3.64%
    肥料市況に対する先高期待が一服し、窒素マージン(利幅)低下懸念が意識された。目標株価の引き下げなども重なり、上昇後の調整として売りが出た形である。
  • CTRA:Coterra Energy Inc.(エネルギー) -3.60%
    原油先物の大幅安が直撃し、エネルギー株全体のセンチメント(投資家心理)が悪化した。需給悪化や価格低下局面では収益見通しが下振れしやすく、売りが優勢となった。
  • COIN:Coinbase Global, Inc.(金融) -3.53%
    ビットコインが急落した影響で暗号資産関連株が売られた。取引量の減少は手数料収入の鈍化に直結しやすく、業績への連想で売りが出やすい局面である。
  • OXY:Occidental Petroleum Corporation(エネルギー) -3.50%
    原油価格の急落で上流株が売り込まれた。地政学的プレミアム(上乗せ分)の剥落も重なり、短期の収益期待が後退してポジション調整が進んだ形である。
  • CEG:Constellation Energy Corporation(公益事業) -3.49%
    金利上昇局面で公益事業は相対的に不利になりやすく、ディフェンシブでも売られた。加えて電力価格や規制・政策面の不透明感が意識され、上昇後の調整が入りやすかった。
  • MRNA:Moderna, Inc.(ヘルスケア) -3.45%
    経営体制の変化やパイプライン(開発中製品群)進捗への警戒が意識された。コロナ関連需要の縮小後は成長シナリオの確度が問われやすく、材料待ちの売りが出た局面である。
  • IT:Gartner, Inc.(先端技術) -3.44%
    高評価銘柄の一角として利益確定が出やすかった。企業IT投資の見通しは底堅い一方、決算前のポジション調整や金利高による評価見直しが株価の重しとなった形である。
  • TPL:Texas Pacific Land Corporation(エネルギー) -3.35%
    原油安でパーミアン(米主要産油地域)関連の収益期待が後退した。ロイヤルティ(採掘権料)収入は資源価格に敏感であり、商品急落局面では売りが先行しやすい。
  • ALB:Albemarle Corporation(素材) -3.34%
    リチウム市況の先行き不透明感が重しとなった。EV(電気自動車)需要は中長期で強いが、短期では価格調整局面が続きやすく、利益見通しの下振れ懸念で売りが出た形である。
  • EOG:EOG Resources, Inc.(エネルギー) -3.32%
    原油先物の急落を受け、上流株が一斉に軟化した。供給不安の後退で価格が下がる局面では、増産余地のある企業ほど業績連想で売られやすい。
  • FANG:Diamondback Energy, Inc.(エネルギー) -3.24%
    原油価格下落が主因である。短期のキャッシュフロー(現金収支)見通しが悪化しやすく、強かったエネルギー株の利益確定が集中した形で下落率が拡大した。
  • AMT:American Tower Corporation(不動産) -3.11%
    米10年債利回りの上昇でREIT(不動産投資信託)全般が売られた。配当利回りの相対魅力が低下し、借入コスト増加も意識されやすいため、金利高局面では弱含みとなりやすい。
  • CPAY:Corpay, Inc.(金融) -3.10%
    決算発表を控えた警戒感からポジション調整が優勢となった。マクロ環境や為替・金利の変動は決済・法人支出関連の見通しに影響しやすく、短期では材料待ちの売りが出た形である。

セクター別騰落率

セクター別では上昇セクターが優勢となり、景気の底堅さを意識した買いが広がった。一方で原油安や金利動向を背景に、エネルギーや金利感応度の高いセクターには売りが出ており、マクロ要因による選別色が強い一日である。

  • 生活必需品、+1.6%
    ディフェンシブ性の高さが評価され、安定収益を見込んだ資金流入が続いた。景気は堅調でも不確実性は残るとの見方から、下値の固さを重視した買いが集まった。
  • 金融、+1.18%
    米10年国債利回りの上昇を受け、利ざや改善期待から銀行株を中心に上昇した。金利高止まり観測が追い風となり、相対的に強い動きとなった。
  • 工業・産業、+1.08%
    ISM製造業指標の改善を背景に、景気循環株として買いが優勢となった。受注回復期待が意識され、米国景気の持続性を映す動きである。
  • 不動産、-1.04%
    金利上昇を嫌気し、利回り魅力度の低下が意識された。借入コスト増加への懸念から、資金は相対的に流出した。
  • 公益事業、-1.27%
    ディフェンシブセクターであるものの、金利上昇局面では相対的な利回り優位性が低下し、売りが先行した。
  • エネルギー、-1.66%
    原油先物の大幅下落を受け、収益見通し悪化への警戒から売られた。地政学的リスクの後退も重しとなり、下落率が最も大きかった。

主要3指数の動き

  • S&P500(6,976.44、前日比+0.54%)
    半導体やAI関連株への資金流入が続き、指数は過去最高値圏を維持した。ISM製造業関連指標の改善を受け、米国景気の底堅さが再評価されたことが追い風である。一方、金利高止まり観測は残るものの、企業業績の堅調さが上値を支え、押し目では買いが入りやすい地合いとなった。
  • Dow30(49,407.66、前日比+1.05%)
    景気敏感株や金融株が買われ、主要3指数の中で最も強い上昇となった。製造業指標の改善に加え、米国経済の成長持続期待が高まり、ディフェンシブから景気循環株への資金シフトが進んだ形である。構成銘柄の幅広い上昇が指数を押し上げ、市場のリスク選好姿勢を示した。
  • NASDAQ(23,592.11、前日比+0.56%)
    ハイテク・グロース株を中心に堅調に推移した。金利高止まりへの警戒は残るものの、AI投資やクラウド需要の中長期成長期待が評価され、押し目買いが優勢となった。個別銘柄の選別色は強いが、指数全体としては高値圏を維持し、成長期待が下支えしている。

ドル円の動き

ドル円は米国のISM製造業指標の改善を受けて米長期金利が上昇し、日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りが優勢となった。155円台後半まで上昇し、株高によるリスク選好の円売りも相場を押し上げた。一方で当局の口先介入警戒感から、上値ではやや伸び悩む場面も見られた。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

  • 原油先物(62.29ドル、前日比-4.48%)
    原油は大幅安となった。中東情勢の緊張緩和観測や供給途絶リスクの後退が意識され、地政学的プレミアムが剥落した形である。加えて、世界景気の減速懸念や需要見通しの慎重化も売りを促し、エネルギー関連株には逆風となった。
  • 米10年国債利回り(4.275%、前日比+0.80%)
    米10年債利回りは上昇した。ISM製造業指標の改善を受け、米国景気の底堅さが再認識され、利下げ時期が後ずれするとの見方が強まったためである。金利高はグロース株の上値を抑える一方、金融株には追い風となった。
  • VIX指数(16.41、前日比-5.91%)
    VIXは大きく低下し、市場の不安心理が後退した。株価上昇と経済指標の改善を背景に、リスク回避姿勢が緩和されたことを示している。投資家は短期的な急変動リスクを警戒しつつも、全体としては安定的な相場環境を織り込んだ。
  • 金先物(4,680.10ドル、前日比-1.37%)
    金は続落となった。米金利の上昇とドル高進行が重しとなり、利息を生まない資産である金の相対的な魅力が低下した。安全資産需要が後退したことも売りを誘い、リスク選好回復局面では調整が入りやすい状況である。

私の米ドル建ポートフォリオ -0.38%(前日比)

私の米ドル建ポートフォリオは前日比-0.38%と小幅な下落でした。VGTやVOO、VYM、VIGはいずれも上昇し、株式部分は概ね堅調に推移しました。一方でGLDMは約4%下落し、全体の足を引っ張る形となりましたが、依然として十分な含み益の範囲内です。GLDMは総資産の約10%を占める対インフレの安全資産と位置づけており、短期的な価格変動は気にせず、今後も売買せず保有を継続する考えです。

経済指標発表 結果

  • ISM製造業景気指数(1月)
    ISM製造業景気指数は52.6と前月47.9から大きく改善し、好不況の分岐点である50を明確に上回った。製造業が再び拡大局面に入ったことを示しており、米国景気の底堅さを市場に再認識させる結果である。一方で、景気後退懸念の後退は早期利下げ期待を後ずれさせる要因ともなり、株式と金利の双方に影響を与えた。
  • ISM製造業雇用指数(1月)
    製造業雇用指数は48.1と依然として50を下回ったものの、前月44.8から大幅に改善した。雇用調整のペースが鈍化していることを示し、製造業における雇用環境が最悪期を脱しつつある可能性を示唆する。労働市場の過度な悪化懸念が後退し、消費の下支え要因として市場に安心感を与えた。
  • ISM製造業価格指数(1月)
    価格指数は59.0と高水準を維持し、インフレ圧力が依然として残存していることを示した。原材料や部品コストの上昇が企業収益を圧迫する一方、最終製品価格への転嫁が続く可能性も意識された。FRBが慎重姿勢を維持する根拠となり、金利の高止まり観測を強める結果である。
  • ISM製造業新規受注指数(1月)
    新規受注指数は57.1と前月47.4から急回復し、需要の持ち直しが明確となった。先行指標としての性格が強いため、今後数か月の生産活動拡大が期待される内容である。製造業の回復が一時的ではなく、持続的な動きとなる可能性を市場が評価する材料となった。
  • アトランタ連銀GDPNow(Q4)
    GDPNowは前回と同じ4.2%となり、高い経済成長率見通しが維持された。消費と設備投資の底堅さが背景にあり、米国経済の減速懸念を大きく後退させている。成長率の強さは企業業績の下支えとなる一方、金融引き締め長期化への警戒感も同時に意識させる結果である。
  • 米短期国債入札(3か月・6か月)
    3か月物米国債利回りは3.600%、6か月物は3.525%となり、短期金利が高水準で安定していることが確認された。市場は当面の政策金利据え置きを織り込みつつあり、現金・短期債の投資妙味が引き続き高い状況である。株式市場にとっては、資金の一部が安全資産に留まりやすい環境を示している。

主要銘柄の決算発表結果

  • PLTR:Palantir Technologies Inc.(先端技術)
    売上高、EPSともに市場予想を上回り、政府向けに加えて民間企業向けAIプラットフォームの拡大が成長を牽引した。特にAI関連の受注残高が増加しており、データ分析需要の強さが確認された。時間外取引で株価が大きく上昇しており、成長持続性への評価が一段と高まった決算である。
  • DIS:The Walt Disney Company(通信サービス)
    EPSと売上高は予想を上回ったものの、株価は下落した。ストリーミング事業の改善は進んでいるが、テーマパーク部門で海外需要の減速が意識された。コスト削減効果は出ているものの、成長率鈍化への警戒が勝り、好決算でも売りで反応した形である。
  • SPG:Simon Property Group, Inc.(不動産)
    EPS、売上高ともに予想を大きく上回り、商業不動産の賃料収入が堅調に推移した。高金利環境下でもテナント需要は底堅く、キャッシュフローの安定性が改めて評価された。REITの中でも質の高い資産を持つ点が安心材料となっている。
  • NXPI:NXP Semiconductors N.V.(先端技術)
    EPSと売上高はいずれも市場予想を上回った。車載半導体と産業向け需要が引き続き堅調で、AI・自動化投資の恩恵を受けている。一方で時間外では株価が下落しており、先行きガイダンスがやや慎重と受け止められた可能性がある。
  • IDXX:IDEXX Laboratories, Inc.(ヘルスケア)
    EPSは予想を小幅に下回り、売上高は予想を上回った。動物医療分野の需要は底堅いが、コスト増や成長率の鈍化が意識された。中長期の成長ストーリーは維持されているものの、短期的には期待先行分の調整が入りやすい内容である。
  • TER:Teradyne, Inc.(先端技術)
    EPS、売上高ともに予想を大きく上回り、半導体検査装置需要の回復が鮮明となった。AI関連投資の再加速が追い風となり、時間外取引で株価は大幅上昇した。半導体サイクル回復を示す好材料として市場の評価は高い。
  • TSN:Tyson Foods, Inc.(生活必需品)
    EPS、売上高ともに市場予想を上回った。原材料コストの落ち着きと価格転嫁が進み、収益性が改善している。食品需要は景気に左右されにくく、防御力の高い業績内容として評価されやすい決算である。
  • APTV:Aptiv PLC(工業・産業)
    EPS、売上高ともに予想を上回り、自動車向け電装・ソフトウエア需要の堅調さが示された。電動化と自動運転関連の長期テーマが引き続き評価され、株価も好反応を示した。
  • RVTY:Revvity, Inc.(ヘルスケア)
    EPS、売上高ともに予想を上回った。研究・診断関連の需要が安定しており、医療・ライフサイエンス分野の底堅さが確認された。派手さはないが、着実な成長を示す内容である。
  • DVA:DaVita Inc.(ヘルスケア)
    EPS、売上高ともに市場予想を上回り、透析サービスの需要が安定して推移した。コスト管理の改善も寄与し、時間外取引では株価が大きく上昇した。ディフェンシブ性の高いビジネスモデルが再評価されやすい決算内容である。

主な経済ニュース

  • S&P500が過去最高圏へ反発しAI関連が牽引
    半導体とAI需要期待で買いが優勢となり、S&P500は最高値圏に浮上した。ラッセル2000も相対的に強く、リスク選好の回復が株式全体を下支えした。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • 米ISM製造業PMIが予想外に50超へ回復
    ISM製造業PMIは52.6と市場予想を上回り、1年ぶりの拡大局面入りが意識された。景気底割れ懸念を後退させる一方、利下げ期待の後ずれ観測も株価の上値を意識させた。(Investing.com:02/02)。 (Investing.com)
  • 次期FRB議長にタカ派と見られる人選で金属が急落
    次期FRB議長候補としてタカ派と受け止められる人物が指名され、金・銀・産業金属が大きく売られた。インフレ抑制優先で金利高止まりが長引くとの連想が、商品市場の巻き戻しを誘発した。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • 債券市場は「金利変動の増大」シナリオを織り込み
    タカ派色の強い体制への警戒から、米国債はボラティリティ(価格変動の大きさ)上昇が意識された。株式の割引率上昇リスクが再燃し、グロース株は好材料があっても値動きが荒くなりやすい局面である。(Bloomberg:02/02)。 (Bloomberg.com)
  • 原油が下落し航空・旅行関連に追い風
    米国とイランの緊張緩和観測が意識され、原油が下落して航空・クルーズなどが物色された。一方でエネルギー株は収益見通しの悪化懸念から相対的に重く、セクター間の明暗が分かれた。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • サンディスク急伸など「AI実需」銘柄に資金集中
    データストレージ関連が決算・見通しを材料に急伸し、AI投資が実需に波及するストーリーが改めて評価された。半導体・周辺機器に買いが入り、指数を押し上げる構図が続いた。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • ディズニーは弱含みで消費関連の選別が進行
    好材料があっても株価が下落する例が目立ち、テーマパーク動向やメディア事業の不透明感が重しとなった。消費関連は「景気は底堅いが企業ごとの差が大きい」局面として、個別要因の比重が高まっている。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • 部分的な政府閉鎖で雇用統計の公表遅延が材料に
    政府機関の一部閉鎖が続き、雇用統計の公表が遅れるとの見方が出た。重要指標の空白は金利・株式の短期判断を難しくし、ヘッドライン次第でリスクオン/オフが切り替わりやすい。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • 重要鉱物の戦略備蓄構想で資源・供給網テーマが再燃
    重要鉱物の備蓄を進める政策が報じられ、米国の供給網強化と対中依存低下が意識された。中長期では鉱物・素材、関連インフラ投資に追い風だが、短期では価格変動や貿易摩擦の再燃リスクも伴う。(Reuters:02/02)。 (Reuters)
  • 米印通商合意でインド関連資産が上昇
    関税措置の見直しとロシア産原油を巡る条件調整が報じられ、インド株・関連ETFが買われた。対外関係の改善は新興国リスクプレミアム(上乗せ利回り)の低下につながり、資金流入を後押ししやすい。(Reuters:02/02)。 (Reuters)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主要銘柄の決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

本日の米国株式市場は、景気指標の改善を背景に株式が堅調に推移する一方、原油安や金利上昇、金価格の調整など、資産間で明暗が分かれる一日となりました。企業決算ではAIや半導体関連の成長性が再確認される一方、エネルギーや一部ディフェンシブには調整も見られました。地政学的リスクは一時的に後退していますが、依然として不確実性は残ります。こうした環境では、短期の値動きに振り回されず、企業価値と中長期の成長を見極める姿勢が重要だと感じます。日々の成果や結果に一喜一憂せず、長期投資を目指して共に学び、成長していければ嬉しいです。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

明日と明後日は、ブログをお休みさせていただきます。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス

  • S&P500ヒートマップ: finviz
  • 主要3指数とドル円:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • セクター別騰落率: finviz
  • 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
  • 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
  • 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • 自分の米ドル建ポートフォリオ:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ

ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい