S&P500 ヒートマップ(高解像度)

3%以上上昇したS&P500構成銘柄

  • GNRC:Generac Holdings Inc(工業・産業) +17.93%
    決算は強弱混在だったが、2026年の売上成長見通しが想定より強く、商用・産業向け(特にデータセンター周辺)の需要期待が再燃したことが買い材料。ガイダンス(会社の業績見通し)重視の上昇である。
  • SNDK:Sandisk Corporation(先端技術) +10.65%
    AI向けストレージ需要の拡大観測を背景に、NAND市況(半導体メモリの需給環境)の改善期待が意識されたことが主因。強い値動きが続く中で、成長シナリオ優先の資金が流入した形である。
  • MU:Micron Technology, Inc.(先端技術) +9.94%
    HBM4(高帯域幅メモリ)の量産・出荷に関する説明で競争懸念が後退し、AI向けメモリ需給の逼迫(ひっぱく:品薄)と価格上昇期待が再評価されたことが上昇要因。アナリストの強気見通しも追い風である。
  • SW:Smurfit Westrock PLC(素材) +9.90%
    段ボール・包装需要の底堅さと、価格転嫁やコスト最適化による収益性改善期待が意識された動き。景気敏感でも「利益の粘り」を評価する買いが入り、ディフェンシブ寄りの素材として見直された形である。
  • UHS:Universal Health Services, Inc.(ヘルスケア) +8.71%
    病院・行動ヘルス(精神科など)で稼働率や単価の改善が意識され、利益率の回復期待が強まったことが背景。人件費の増勢が落ち着く見方も支えとなり、医療サービス株として買いが優勢である。
  • HCA:HCA Healthcare Inc(ヘルスケア) +5.89%
    入院・外来の需要が底堅く、運営効率の改善で利益の上振れ期待が強まったことが材料。医療費の価格改定が追い風になりやすい局面でもあり、ディフェンシブ性の高い大型株として資金が入った形である。
  • GILD:Gilead Sciences, Inc.(ヘルスケア) +5.82%
    主力領域の売上安定に加え、パイプライン(開発中の新薬候補)進展や将来収益の見通し改善が意識された動き。大型ヘルスケアへの資金回帰も追い風となり、相対的な割安感の修正が進んだ形である。
  • ON:ON Semiconductor Corporation(先端技術) +5.64%
    半導体株全体のリスクオン(積極的にリスク資産を買う流れ)に連動しつつ、車載・産業向けの在庫調整の峠越え期待が買い材料。AI関連の設備投資が広がるほど電力制御系の需要増も意識されやすい。
  • NXPI:NXP Semiconductors NV(先端技術) +5.54%
    車載・産業向けの底打ち期待と、金利低下局面での半導体バリュエーション(株価の割高割安評価)見直しが追い風。幅広い顧客基盤による業績の安定性が評価され、セクター上昇を上回る買いとなった。
  • FIX:Comfort Systems USA, Inc.(工業・産業) +5.44%
    データセンターや商業施設の建設投資が続くとの見方から、空調・設備工事の受注環境が強いとの期待が継続。利益率の高い案件構成への評価もあり、「設備投資継続」テーマの代表株として買われた形である。
  • TER:Teradyne, Inc.(先端技術) +5.43%
    半導体検査装置需要の回復期待が意識され、AI向け投資の波及でテスト需要が底堅いとの見方が支え。景気循環の谷からの反転局面を先取りする買いが入りやすく、上昇が加速した形である。
  • BDX:Becton, Dickinson and Company(ヘルスケア) +5.21%
    医療消耗品の需要が安定し、価格改定とコスト管理で利益の底堅さが評価された動き。景気の影響を受けにくいビジネスであり、相場のリスク選好改善と同時にディフェンシブ買いも入りやすい銘柄である。
  • TMUS:T-Mobile US, Inc.(通信サービス) +5.07%
    加入者の純増やARPU(加入者1人当たり売上)の安定が意識され、通信大手の中で相対優位が再評価された形。金利が落ち着く局面では大型・高キャッシュフロー株への資金回帰が起きやすい。
  • MCHP:Microchip Technology Incorporated(先端技術) +5.06%
    産業向け半導体の在庫調整が進み、受注の底入れ期待が強まったことが背景。AIや電力効率化の投資が広がるほど制御系需要が増えるとの見方も支えとなり、戻り局面の買いが優勢である。
  • ETN:Eaton Corp. Plc(工業・産業) +4.93%
    電力インフラとデータセンター投資の継続が材料。配電・電設(電気設備)関連はAI投資の“周辺需要”を取り込みやすく、受注残(未消化の受注)の厚さが評価されやすい局面である。
  • EOG:EOG Resources, Inc.(エネルギー) +4.90%
    原油・天然ガス価格の短期反発観測や、株主還元の期待が買い材料になりやすい銘柄。高品質な資産とコスト競争力が評価され、エネルギー株への資金回帰の流れに乗った上昇である。
  • MPWR:Monolithic Power Systems, Inc.(先端技術) +4.79%
    データセンターの電力効率化需要を背景に、電源管理ICの成長期待が再評価された動き。AIサーバーは電源周りの部材価値が大きく、売上成長の確度が高いとの見方が買いを呼んだ形である。
  • Q:Qnity Electronics, Inc.(先端技術) +4.77%
    半導体関連のリスクオンに連動した上昇。AI投資の再加速観測が出る局面では、流動性の高いテック銘柄に短期資金が入りやすく、需給(売買の偏り)で上昇幅が広がる展開となった。
  • ZBH:Zimmer Biomet Holdings, Inc.(ヘルスケア) +4.61%
    整形外科(人工関節など)の手術件数の回復期待と、利益率改善の見通しが材料。高齢化という構造要因で需要が読みやすく、景気変動に左右されにくい点が評価されて買いが優勢となった。
  • AIG:American International Group, Inc.(金融) +4.59%
    保険引受の収益性改善や資本政策(自社株買いなど)への期待が支え。金利が急騰しない局面では、安定収益と株主還元が評価されやすく、金融株の中でも買いが集まった形である。
  • CAT:Caterpillar Inc.(工業・産業) +4.40%
    インフラ投資や鉱山向け需要の底堅さが意識され、景気敏感大型株として見直し買い。設備投資サイクルが想定より崩れないとの見方が強まる局面では、代表銘柄として上昇しやすい。
  • WDC:Western Digital Corporation(先端技術) +4.26%
    AI関連でデータ量が増え、ストレージ需要の拡大観測が追い風。メモリ・ストレージ市況の改善期待が強い局面では、業績レバレッジ(市況変化が利益に効きやすい特性)が評価されやすい。
  • DD:DuPont de Nemours, Inc.(素材) +4.25%
    特殊素材の需要底堅さと、事業再編・コスト最適化による利益改善期待が材料。景気の過度な悲観が後退する局面では、素材株のバリュエーション見直しが進みやすい。
  • GEV:GE Vernova Inc.(工業・産業) +4.16%
    電力網増強と再エネ関連投資の継続期待が買い材料。生成AIの普及は電力需要を押し上げるとの見方があり、発電・送配電の供給能力拡大テーマが株価を支えた形である。
  • KDP:Keurig Dr Pepper Inc.(生活必需品) +4.11%
    飲料・家庭用の安定需要と、価格改定による利益の粘りが評価された動き。相場が落ち着く局面では、ディフェンシブ銘柄への資金回帰も起きやすく、買いが上昇を後押しした形である。
  • ALB:Albemarle Corporation(素材) +4.08%
    リチウム価格の下落一服観測を受けた見直し買い。EV需要の中長期成長は残るとの見方から、過度な悲観の修正が入りやすい局面であり、ショートカバー(空売りの買い戻し)も出やすい。
  • EL:Estee Lauder Companies Inc.(生活必需品) +4.03%
    中国需要や在庫調整の進展など「悪材料出尽くし」期待が意識され、反発が入りやすい局面。高級消費は景気感応度がある一方、回復局面では上昇幅が出やすく、買い戻しが優勢となった。
  • T:AT&T Inc(通信サービス) +3.87%
    高配当と安定キャッシュフローが評価されやすい地合い。金利が落ち着く局面では、ディフェンシブな通信株への資金回帰が起きやすく、相対的なバリュエーション見直しが進んだ形である。
  • EME:EMCOR Group, Inc.(工業・産業) +3.78%
    建設・設備工事需要が底堅く、データセンターや商業案件の受注環境が強いとの期待が継続。利益率の高い施工・保守の比率が評価され、設備投資テーマで買いが入りやすい。
  • LRCX:Lam Research Corporation(先端技術) +3.76%
    半導体製造装置として、AI投資に伴う先端プロセス需要の強さが意識された上昇。装置サイクルの回復期待が強まる局面では、利益成長のレバレッジが大きい銘柄として買いが集まりやすい。
  • GLW:Corning Inc(素材) +3.75%
    ディスプレイ・光通信部材の需給改善期待が背景。データセンター投資が続くと光ファイバー関連の需要も意識され、業績の底入れシナリオが買い材料になりやすい。
  • CLX:Clorox Company(生活必需品) +3.71%
    日用品の価格転嫁と需要の安定が評価され、ディフェンシブ買いが入りやすい展開。ボラティリティ(価格変動の大きさ)が落ち着く局面では、安定収益銘柄への資金が向かいやすい。
  • ADI:Analog Devices, Inc.(先端技術) +3.64%
    産業向けの底打ち期待と、半導体株全体の上昇に連動。アナログ半導体は在庫調整の影響を受けるが、回復局面では利益の戻りが大きくなりやすく、先回り買いが入った形である。
  • DVA:DaVita Inc.(ヘルスケア) +3.58%
    透析事業の安定需要と、コスト管理による利益確度の高さが評価された動き。景気変動に左右されにくい医療サービスとして資金が入りやすく、相対的に堅調な上昇となった。
  • CTRA:Coterra Energy Inc.(エネルギー) +3.57%
    天然ガス・原油価格の動向に連動しつつ、財務健全性と株主還元期待が支え。エネルギー株に資金が戻る局面では、キャッシュフロー重視の銘柄として買われやすい。
  • BKR:Baker Hughes Company Class A(エネルギー) +3.55%
    上流投資(掘削など)の継続期待を背景に、油田サービス株として買いが優勢。原油・ガス価格が底堅い局面では設備投資が維持されやすく、受注・稼働の見通し改善が意識される。
  • WELL:Welltower Inc.(不動産) +3.51%
    ヘルスケアREITとして、入居率改善と賃料上昇の期待が支え。金利の急騰懸念が後退する局面では、REITの利回り妙味が再評価されやすく、買い戻しが入りやすい。
  • FCX:Freeport-McMoRan, Inc.(素材) +3.48%
    銅価格の堅調さや需要見通し(電化・AIによる電力投資)への期待が追い風。資源株は景気センチメントに敏感であり、リスク選好改善局面で上昇幅が出やすい。
  • COP:ConocoPhillips(エネルギー) +3.45%
    原油価格の反転観測や、資本規律(過剰投資を抑える姿勢)と株主還元が評価されやすい局面。大型E&P(採掘企業)として安定感があり、資金が入りやすい上昇である。
  • KLAC:KLA Corporation(先端技術) +3.44%
    半導体製造の検査・計測需要がAI投資で強いとの見方が支え。先端プロセスの歩留まり(良品率)管理が重要になるほど必要性が増し、装置株への強気見通しが株価を押し上げた形である。
  • DVN:Devon Energy Corporation(エネルギー) +3.40%
    エネルギーセクターの地合い改善に連動し、配当・自社株買い期待が支えとなった上昇。商品市況に左右される一方、コスト競争力と還元姿勢が評価されやすい局面である。
  • VZ:Verizon Communications Inc.(通信サービス) +3.33%
    高配当と収益安定が評価され、金利が落ち着く局面で買いが入りやすい銘柄。景気の先行き不透明感が和らぐ場面では、ディフェンシブ資金の回帰も追い風となる。
  • WMB:Williams Companies, Inc.(エネルギー) +3.31%
    天然ガスの中流(パイプライン等)で収益が比較的安定し、高配当も意識されやすい。商品価格の変動を受けにくいモデルが評価され、エネルギー内でディフェンシブ買いが入った形である。
  • AMAT:Applied Materials, Inc.(先端技術) +3.29%
    AI投資に伴う半導体設備投資の継続期待が追い風。製造装置は景気循環の影響を受けるが、回復局面では業績の戻りが大きく、装置株全体の物色の中で上昇した形である。
  • DE:Deere & Company(工業・産業) +3.25%
    農業機械需要の底堅さと、価格決定力(値上げを通しやすい力)への評価が支え。景気敏感株でも「利益の耐性」が意識される局面では、代表銘柄として買いが入りやすい。
  • WAB:Westinghouse Air Brake Technologies Corporation(工業・産業) +3.23%
    鉄道・輸送機器の需要安定と、サービス収入の積み上げで業績の確度が高いとの見方が材料。インフラ投資テーマとも親和性があり、景気の過度な悲観が後退する局面で買われた形である。
  • AMCR:Amcor PLC(素材) +3.21%
    包装材の安定需要と、コスト低減・価格改定による利益率改善期待が支え。ディフェンシブ寄りの素材として、相場が安定する局面で資金が向かいやすく、買いが上昇を後押しした形である。
  • REGN:Regeneron Pharmaceuticals, Inc.(ヘルスケア) +3.19%
    主力薬の売上安定と、研究開発パイプラインの進展期待が意識された上昇。大型バイオはイベント(治験結果など)への感応度が高いが、この日はヘルスケア選好の流れの中で買いが優勢である。
  • LYB:LyondellBasell Industries NV(素材) +3.14%
    石化(せきか:石油化学)市況の底入れ期待と、コスト環境の改善観測が支え。景気減速懸念が後退する局面では、素材株の利益回復シナリオが買い材料となりやすい。

3%以上下落したS&P500構成銘柄

  • CBRE:CBRE Group, Inc. Class A(金融) -12.24%
    商業用不動産(オフィス等)の先行き不透明感が再燃し、取引量の鈍化や手数料収益の伸び悩みが意識された下落である。金利動向(長期金利の変化)に敏感な業態でもあり、リスク回避の売りが集中した形だ。
  • LDOS:Leidos Holdings, Inc.(テクノロジーサービス) -11.15%
    政府案件(防衛・IT)での受注や利益率の見通しに不透明感が出ると、評価(バリュエーション)が急速に調整されやすい銘柄である。決算・ガイダンス(会社の業績見通し)絡みの失望や案件タイミングのずれが売り材料になった可能性が高い。
  • HOOD:Robinhood Markets, Inc. Class A(金融) -8.91%
    個人投資家の売買代金や暗号資産関連の収益変動が大きく、相場のリスクオフ(リスク資産を避ける流れ)で売られやすい。取引環境の鈍化観測、手数料収益の伸び悩み懸念、規制面の警戒が重なり下落が膨らんだ形である。
  • AIZ:Assurant, Inc.(金融) -8.65%
    保険は自然災害損害(カタストロフィ:大規模災害)や損害率(支払保険金の比率)の悪化懸念が出ると売られやすい。短期的には事故・災害コスト、再保険(保険会社がかける保険)費用、利益見通しの下振れ警戒が株価を押し下げた可能性がある。
  • ICE:Intercontinental Exchange, Inc.(金融) -7.78%
    取引所・データ事業は金利・ボラティリティ(価格変動の大きさ)環境で業績期待が揺れやすい。債券・金利関連の見通し変化で収益期待が修正され、相対的に高かった評価の調整が入った下落である。
  • CVNA:Carvana Co. Class A(小売業) -7.06%
    中古車販売は金利上昇や信用環境(ローン審査の厳しさ)の影響を強く受ける。需要鈍化や資金調達コスト増、在庫評価(仕入れ車両の価格)の不安が意識されると下落が加速しやすく、この日はリスク回避の売りが優勢だった形である。
  • MLM:Martin Marietta Materials, Inc.(非エネルギー鉱物) -6.56%
    骨材(砕石など)需要は公共投資・建設サイクルに連動する。景気敏感株として売られ、建設需要の先行きや価格転嫁(値上げ)の鈍化懸念が材料視された可能性がある。原材料・物流費の見通し悪化も売り要因になり得る。
  • BXP:BXP Inc(金融) -6.54%
    オフィスREIT(不動産投資信託)は金利と空室率の悪化懸念に弱い。借り換え金利の上昇やテナント需要の弱さが意識され、分配の安定性への警戒が強まる局面で売りが出やすい。商業用不動産全体のセンチメント悪化も重なった形だ。
  • IBM:International Business Machines Corporation(テクノロジーサービス) -6.50%
    大型ITは決算での成長率鈍化や、ソフト・コンサルの受注動向が弱いと失望売りが出やすい。AI関連の期待が先行していた場合、ガイダンス未達や利益率の伸び悩みで調整が急になる。評価修正(バリュエーション調整)の色が濃い下落である。
  • XYZ:Block, Inc. Class A(商業サービス) -6.09%
    決済・個人向け金融は景気減速や信用コスト(貸倒れ関連)の懸念に敏感である。成長率の鈍化、手数料収益の伸び悩み、暗号資産関連の不透明感が重なると売りが強まる。短期資金の手仕舞いで下落が拡大した形だ。
  • COIN:Coinbase Global, Inc. Class A(金融) -5.73%
    暗号資産市場の価格変動と出来高(売買量)に業績が左右される。相場がリスクオフに傾くと、出来高減少や手数料収益悪化の懸念で売られやすい。規制警戒も重なると下げが大きくなりやすい銘柄である。
  • WDAY:Workday, Inc. Class A(テクノロジーサービス) -5.66%
    SaaS(クラウド型ソフト)銘柄は成長率や受注(契約)見通しが評価の柱である。企業のIT投資が慎重化する観測や、ガイダンスの上振れ不足があると下落が出やすい。金利やバリュエーション調整の影響も受けた形である。
  • GDDY:GoDaddy Inc. Class A(テクノロジーサービス) -5.61%
    中小企業向けのウェブ関連需要は景況感に左右される。新規契約の伸び鈍化や解約率(チャーン)の懸念が出ると売られやすい。決算・見通しの不確実性に加え、短期の利益確定売りが重なった可能性がある。
  • NOW:ServiceNow, Inc.(テクノロジーサービス) -5.52%
    高評価のSaaSは、成長の微妙な鈍化でも株価が大きく反応する。大型顧客の投資判断が慎重化する観測、契約更新のペース不安、利益率の伸びの鈍さが材料になりやすい。金利低下期待が後退した局面では売りが出やすい。
  • CDW:CDW Corporation(テクノロジーサービス) -5.22%
    IT機器・ソリューション販売は企業の設備投資の波に左右される。需要の先送りや案件の延期が意識されると、売上見通しの下振れ懸念で売られやすい。マージン(粗利率)の圧迫観測も株価の重しになり得る。
  • DASH:DoorDash, Inc. Class A(交通・輸送) -5.48%
    フードデリバリーは競争が激しく、販促費(クーポン等)や手数料率の変化が利益を左右する。成長鈍化や収益性改善のペースへの懸念が出ると下落しやすい。消費関連のリスクオフも重なり、売りが優勢だった形だ。
  • TRMB:Trimble Inc.(テクノロジーサービス) -5.44%
    建設・測位(GPS等)関連は設備投資サイクルの影響を受ける。建設需要の鈍化観測、ソフト移行(サブスク化)の進捗懸念、利益率の一時的悪化などが売り材料になりやすい。景気敏感色が強く、この日は下げが拡大した形だ。
  • EBAY:eBay Inc.(小売業) -5.26%
    EC(ネット通販)は消費の勢いと競争環境が焦点である。流通総額(GMV)の伸び鈍化や広告収益の不透明感が出ると売られやすい。決算・見通しの物足りなさ、または消費関連のリスクオフが下落要因になった可能性がある。
  • FTV:Fortive Corp.(テクノロジー) -5.18%
    産業計測・ソフト系は景気と企業投資の影響を受ける。受注の鈍化や、事業再編(スピンオフ等)の不確実性が意識されると売られやすい。利益率見通しの修正や、景気敏感株への売りも重なった形である。
  • INTU:Intuit Inc.(テクノロジーサービス) -5.15%
    会計・税務ソフトは安定ビジネスだが、成長期待が高い分だけガイダンスに敏感である。顧客獲得コストやAI投資負担が意識されると利益率懸念が出やすい。短期的な評価調整で下落が大きくなった可能性がある。
  • ADSK:Autodesk, Inc.(テクノロジーサービス) -4.51%
    設計ソフトは建設・製造の投資サイクルに影響される。更新契約の伸びや新規導入が鈍いとの観測、ガイダンスの保守化が出ると売られやすい。高バリュエーション銘柄でもあり、金利・株式の地合い悪化で調整が進んだ形だ。
  • FIS:Fidelity National Information Services, Inc.(テクノロジーサービス) -4.40%
    決済・金融ITは成長率と再編戦略が評価のポイントである。手数料環境の変化や競争圧力、コスト増の懸念が出ると下落しやすい。構造改革の成果が見えにくい局面では、失望売りが出やすい銘柄である。
  • PTC:PTC Inc.(テクノロジーサービス) -4.38%
    製造業向けソフトは顧客の設備投資・開発投資に連動する。受注のタイミングずれや更新の伸び鈍化が意識されると売られやすい。SaaS移行局面の費用増も嫌気されやすく、評価調整が進んだ形である。
  • CRM:Salesforce, Inc.(テクノロジーサービス) -4.37%
    エンタープライズ(大企業向け)ソフトは大型契約の動向が焦点である。IT予算の抑制や契約更新の慎重化が出ると売りが出やすい。成長より利益を重視する局面でも、見通しが保守的だと株価が下振れしやすい。
  • EMR:Emerson Electric Co.(テクノロジー) -4.34%
    産業オートメーションは景気循環の影響を受ける。受注の減速や、設備投資の先送り観測が出ると調整しやすい。M&A(企業買収)や事業再編の不確実性が意識される局面でもあり、売りが優勢になった可能性がある。
  • ROP:Roper Technologies, Inc.(テクノロジーサービス) -4.31%
    高収益のソフト寄りコングロマリット(複合企業)は評価が高く、地合い悪化で調整が出やすい。成長の鈍化懸念やガイダンスの保守化が出ると下落が大きくなる。金利やバリュエーション要因の影響も受けた形である。
  • ACN:Accenture Plc Class A(テクノロジーサービス) -4.31%
    コンサルは企業のIT投資・人員増減の影響を受けやすい。案件の先送り、単価の伸び悩み、受注残(バックログ)の質への懸念が出ると売られやすい。大型株でもあり、地合い悪化局面で資金が抜けた形だ。
  • PAYX:Paychex, Inc.(テクノロジーサービス) -4.23%
    人事・給与サービスは雇用環境に連動する。雇用の伸び鈍化観測や、中小企業の景況感悪化が出ると収益見通しが下がりやすい。金利低下局面では運用収益の期待も変動し、評価が調整された可能性がある。
  • APO:Apollo Global Management Inc(金融) -4.14%
    オルタナティブ資産運用(非伝統的運用)は市場変動で手数料・評価益が揺れやすい。信用市場の警戒感が強まる局面では売られやすく、手数料成長や資金流入の見通しが弱いと下落が加速する。リスクオフの影響が大きい形だ。
  • SMCI:Super Micro Computer, Inc.(電子テクノロジー) -3.87%
    AIサーバー関連は期待が先行しやすく、需給(短期資金)で急落も起きやすい。受注の波、部材制約、利益率の変動が嫌気されると売りが一気に出る。短期の過熱感調整や、競争激化懸念が下落要因になった可能性がある。
  • SCHW:Charles Schwab Corp(金融) -3.83%
    証券会社は金利水準と顧客資金の動き(預かり資産の流出入)に敏感である。金利見通しの変化で利ざや(利益源泉)の期待が修正されると売られやすい。相場が不安定化すると投資家心理が悪化し、株価が下押しされやすい。
  • BK:Bank of New York Mellon Corp(金融) -3.76%
    資産管理銀行は市場環境(株・債券の値動き)と金利で収益が変動する。手数料収入の伸び鈍化や、金利低下での利ざや懸念が出ると売られやすい。金融セクター全体の地合い悪化も重なった下落である。
  • FOXA:Fox Corporation Class A(消費者サービス) -3.57%
    広告市況(広告出稿の勢い)と視聴率、イベント日程が業績期待を左右する。広告需要の鈍さやコスト増が意識されると売られやすい。メディア株が地合い悪化局面でリスク回避の対象になり、下落が進んだ可能性がある。
  • MRNA:Moderna, Inc.(ヘルスケアテクノロジー) -3.54%
    ワクチン需要の先行きや、新薬パイプラインの進捗が株価を動かす。治験(臨床試験)結果や見通しの不確実性が意識されると売られやすい。短期ではヘルスケア内の資金ローテーション(資金移動)で下押しされた形だ。
  • FOX:Fox Corporation Class B(消費者サービス) -3.53%
    事業環境はFOXAと同様で、広告市況や番組コスト、イベント要因に左右される。地合い悪化時はメディア株が売られやすく、需給面(短期資金の手仕舞い)で下落が膨らみやすい。クラス株の特性上、連動して下げた形である。
  • ADP:Automatic Data Processing, Inc.(テクノロジーサービス) -3.53%
    給与計算・人事アウトソースは安定的だが、雇用増の鈍化観測が出ると成長期待が下がりやすい。金利動向で評価が変わる局面でもあり、ディフェンシブ株でも短期的な利益確定売りが出た可能性がある。
  • RVTY:Revvity, Inc.(ヘルスケアテクノロジー) -3.48%
    検査・研究関連は予算サイクル(研究費の増減)に影響される。受注の鈍化や装置・試薬需要の伸び悩みが意識されると売られやすい。医療・研究費の見通し不透明感が出た局面で、評価調整が進んだ形である。
  • GD:General Dynamics Corporation(電子テクノロジー) -3.48%
    防衛は長期では堅調でも、短期では契約タイミングや利益率で株価が動く。採算(マージン)の悪化懸念や、案件の検収(納入・計上)タイミングのずれがあると売られやすい。セクター内の資金移動も影響した可能性がある。
  • UBER:Uber Technologies, Inc.(交通・輸送) -3.39%
    ライドシェア・配達は需要は強いが、競争や規制、ドライバー報酬の調整で利益が変動する。成長率の鈍化やコスト増懸念が出ると売られやすい。消費関連のリスクオフで短期資金が抜け、下落が進んだ形だ。
  • WTW:Willis Towers Watson Public Limited Company(金融) -3.34%
    保険ブローカーは景気悪化局面でも比較的堅調だが、再保険コストや手数料環境の変化が嫌気されると売られやすい。人件費増や統合コストの懸念が出る局面では評価が下がりやすく、この日は調整が優勢だった形である。
  • EXPE:Expedia Group, Inc.(消費者サービス) -3.29%
    旅行需要は堅調でも、景気・消費マインドの変化に敏感である。予約単価や広告費の増減、競争環境が収益見通しを左右する。相場のリスクオフ局面では、景気敏感株として売られやすく下落が進んだ形だ。
  • HUM:Humana Inc.(ヘルスケアサービス) -3.25%
    医療保険は医療費率(メディカル・ロス・レシオ:保険料に対する医療費の比率)懸念が出ると急落しやすい。給付費の増加や政府制度の変更警戒が材料になり得る。見通しの不透明感が強まり、売りが優勢となった可能性がある。
  • TTWO:Take-Two Interactive Software, Inc.(テクノロジーサービス) -3.24%
    ゲーム株は新作投入の時期と予約動向、開発コストが株価を左右する。発売延期懸念や、費用増で利益が圧迫される警戒が出ると売られやすい。相場全体のリスク回避で成長株が売られ、下落が拡大した形だ。
  • WFC:Wells Fargo & Company(金融) -3.22%
    銀行は金利見通し(利ざや)と信用コストが焦点である。景気減速警戒が強まる局面では貸倒れ懸念が意識されやすい。規制・資本要件の不透明感も重なると売りが出やすく、この日は金融株全体の弱さに連動した形だ。
  • TTD:Trade Desk, Inc. Class A(テクノロジーサービス) -3.20%
    デジタル広告は景気と広告主の予算に左右される。成長期待が高い分、広告市況の鈍さや競争激化の兆しで評価が調整されやすい。短期の利益確定売りが出やすい銘柄でもあり、下落が-3%台まで進んだ形である。
  • CMG:Chipotle Mexican Grill, Inc.(消費者サービス) -3.17%
    外食は客数(トラフィック)と値上げ余地、食材コストが焦点である。食材高や人件費増の警戒、消費の先行き不透明感が出ると売られやすい。高評価銘柄のため、地合い悪化時に調整が入りやすい下落である。

セクター別騰落率

全体では、エネルギーと素材が大きく上昇し、防衛的(生活必需品)も堅調だった一方で、金融と通信サービスが1%超の下落となり、セクター間の濃淡が強い一日である。金利や景気感応度の違いが資金移動を促し、内需ディフェンシブと資源高期待が相対優位になった形だ。

  • エネルギー +2.47%
    原油・ガス価格の上昇期待や需給タイト(供給が逼迫している状態)観測が追い風となり、資源株に資金が集中した形である。相場全体が方向感に欠ける局面でも、商品市況連動セクターとして買いが入りやすい。
  • 素材 +2.06%
    金属・化学など景気循環(景気の波)の戻り期待と、コスト転嫁が進む見方が支えとなった上昇である。エネルギー高が続く局面では資源関連の連想買いも入りやすく、短期資金の流入が目立った形だ。
  • 生活必需品 +1.32%
    景気減速懸念が残る中で、安定需要と価格決定力(値上げを通しやすい力)が評価され、防衛的な資金が流入した形である。ボラティリティ(価格変動の大きさ)が意識される局面で選好されやすい。
  • 通信サービス -1.22%
    広告市況や成長期待の修正に敏感な銘柄が多く、リスク回避の売りが優勢となった形である。大型テック連想で買われやすい一方、地合い悪化時は利益確定が先行しやすく、下落が拡大した。
  • 金融 -1.24%
    金利見通しの変化や信用コスト(貸倒れ関連費用)への警戒が重しとなり、銀行・資産運用などが売られた形である。リスクオフ局面では利益確定も出やすく、下げが大きくなりやすいセクターだ。

主要3指数の動き

  • S&P500(6,941.47、前日比-0.00%)
    ほぼ横ばいで引け、セクター間の資金移動が鮮明な一日である。エネルギーや素材が買われる一方、金融や通信サービスが重しとなり指数全体は方向感に欠けた。金利動向と個別決算への反応が交錯し、指数ベースでは売り買いが拮抗した展開であった。
  • Dow30(50,121.40、前日比-0.13%)
    大型株中心のDow30は小幅安である。景気敏感株とディフェンシブ株が入り混じる中、金融株や一部の工業株が重しとなった。金利や信用コスト(貸倒れ関連費用)への警戒が意識され、指数は終盤にかけて上値の重い推移となった。
  • NASDAQ(23,066.47、前日比-0.16%)
    ハイテク比率の高いNASDAQも小幅安である。半導体や一部AI関連は底堅かったが、高バリュエーション銘柄に利益確定売りが出た。金利見通しの微妙な変化やガイダンス(業績見通し)への反応が分かれ、全体としては調整色の強い値動きとなった。

ドル円の動き

ドル円は153円台前半まで下落し、前日比で円高方向に振れた。米金利の低下観測や一部の米経済指標の鈍化を受け、ドル売りが優勢となった形である。日銀の政策修正観測も背景にあり、154円台から152円台後半まで軟化する場面が見られた。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

  • WTI原油先物(65.03ドル、前日比+1.67%)
    需給の引き締まり観測や中東情勢への警戒感を背景に買いが優勢である。米在庫統計の減少やOPECプラスの供給管理姿勢も意識され、エネルギー株の支えとなる水準まで反発した形だ。
  • 米10年国債利回り(4.172%、前日比+0.60%)
    小幅上昇である。インフレ再加速への警戒や財政赤字拡大観測が意識され、債券売り(金利上昇)が優勢となった。株式市場ではバリュエーション(割高感)調整の材料として意識されやすい水準だ。
  • VIX指数(17.65、前日比-0.79%)
    投資家の不安心理を示すVIXは低下である。株式市場が大幅調整に至らなかったことから、ヘッジ需要がやや後退した形だ。依然として20未満で推移しており、極端なリスクオフ局面ではないことを示す。
  • 金先物(5,116.40ドル、前日比+1.70%)
    ドル軟化と地政学リスクへの警戒を背景に買いが入った。実質金利(名目金利からインフレ率を差し引いた金利)の動向にも敏感であり、安全資産としての需要が再び強まった形である。

私の米ドル建ポートフォリオ +0.31%(前日比)

私のポートフォリオは前日比+0.31%と小幅ながら堅調でした。VYMやGLDMの上昇が全体を押し上げ、VOOの小幅安を補う形となっています。金価格の反発が効いた点は安心材料であり、高配当ETFの底堅さも確認できました。指数が横ばい圏でも分散の効果が出ている一日だったと感じます。

経済指標発表 結果

  • 非農業部門雇用者数(1月):130K(予想66K、前回48K)
    市場予想を大きく上回る増加であり、労働市場の底堅さを示す結果である。企業の採用意欲が維持されていることを示唆し、景気減速懸念を和らげる内容だ。一方で、賃金上昇と組み合わさるとインフレ再燃懸念も意識されやすく、金利動向に影響を与えやすい指標である。
  • 失業率(1月):4.3%(予想4.4%、前回4.4%)
    前回・予想を下回り改善した。労働需給の逼迫(ひっぱく:人手不足状態)が続いていることを示唆する水準であり、FRBの金融政策判断にとって重要な材料である。失業率の低下は景気の底堅さを示すが、賃金上昇圧力を通じてインフレ要因ともなり得る。
  • 平均時給(前月比):+0.4%(予想0.3%、前回0.1%)
    予想を上回る伸びであり、賃金インフレの再加速懸念を強める結果である。労働市場が依然として引き締まっていることを示し、サービス価格の粘着性(下がりにくさ)を裏付ける内容だ。FRBの利下げ時期を巡る思惑に影響を与える指標である。
  • 平均時給(前年比):+3.7%(予想3.6%、前回3.7%)
    前年比では高水準を維持しており、賃金上昇率がインフレ目標2%と比べて依然高い状況である。物価上昇の持続性を判断する上で重要であり、金融政策の緩和ペースを慎重にさせる要因となり得る内容だ。
  • U6失業率(1月):8.0%(前回8.4%)
    広義失業率(パート希望者や求職断念者を含む指標)が低下し、労働市場の改善が広範に及んでいることを示す。表面的な失業率だけでなく、潜在的な労働需給も引き締まっていることを示唆する結果であり、景気の底堅さを裏付ける材料である。
  • EIA原油在庫(前週比):+8.530M(予想-0.200M)
    原油在庫は予想に反して大幅増加となり、短期的には需給緩和を示唆する内容である。ただし、輸入減少や精製稼働率の変動など要因は複合的であり、価格動向は地政学リスクや需要見通しと合わせて判断される状況である。
  • 月次連邦財政収支(1月):-95.0B(予想-94.6B、前回-145.0B)
    赤字幅は前月より縮小したが、依然として大きな財政赤字である。国債発行増加への警戒は長期金利の上昇圧力となり得る。財政持続性と金融政策のバランスが意識される中、債券市場への影響が注目される指標である。

主要銘柄の決算発表結果

  • CSCO:Cisco Systems, Inc.(先端技術)
    EPS1.04ドルと予想を上回り、売上も市場予想超である。ネットワーク機器需要は底堅く、セキュリティやAI関連インフラ投資の恩恵が意識された。一方、時間外では売り優勢であり、ガイダンスの慎重姿勢や受注残の質が焦点となっている。成熟事業の成長鈍化をどう補うかが今後の鍵である。
  • TMUS:T-Mobile US, Inc.(通信サービス)
    EPS2.14ドルで予想超、売上も堅調である。加入者純増とARPU(1人当たり売上)の安定が評価された。5G投資の成果が収益に反映されており、キャッシュフロー創出力も強い。株価は大幅高となり、通信大手の中で相対的な競争優位が再確認された形だ。
  • MCD:McDonald’s Corporation(一般消費材)
    EPSは予想並みで売上は小幅上振れである。既存店売上の伸びは鈍化傾向だが、価格転嫁とコスト管理で利益水準を維持した。消費減速懸念が残る中でもブランド力とフランチャイズモデルの安定性が評価されやすい。短期的には成長加速材料に欠ける点が重しである。
  • SHOP:Shopify Inc.(先端技術)
    EPS0.57ドルと予想超、売上も上振れである。GMV(流通総額)の堅調さとコスト抑制が寄与した。ただし株価は下落しており、将来の投資負担や競争環境への警戒が優勢となった可能性がある。高成長期待銘柄ゆえ、ガイダンスが重要である。
  • EQIX:Equinix, Inc.(不動産)
    EPSは予想未達だが、データセンター需要の構造的拡大が継続している。AI関連のサーバー増設が追い風であり、長期契約比率の高さが安定収益を支える。時間外で上昇しており、短期の利益未達より成長テーマが優先された形だ。
  • HUM:Humana Inc.(ヘルスケア)
    EPSは赤字幅が予想より小さく、売上は予想超である。メディカル・ロス・レシオ(保険料に対する医療費比率)の改善が焦点となる。医療費上昇リスクは残るが、制度変更対応とコスト管理が進めば収益回復余地はある。株価は神経質な動きである。
  • ALB:Albemarle Corporation(素材)
    リチウム市況低迷の影響で赤字決算となった。売上は予想をやや上回るが、価格下落圧力が収益を圧迫している。EV需要の中長期成長は維持される一方、短期の需給緩和が重しである。株価は材料出尽くし感から反発したが、変動性は高い。
  • BWA:BorgWarner Inc.(一般消費材)
    EPS・売上とも予想超であり、電動化関連部品の受注拡大が寄与した。自動車販売の底堅さとコスト改善が利益を押し上げた。株価は大幅高で、市場は電動化移行期における競争力を再評価している。景気循環の影響には注意が必要だ。
  • GNRC:Generac Holdings Inc.(工業・産業)
    EPSは予想未達だが、売上は上振れである。商用・産業向け電源需要が拡大し、データセンター関連の引き合いが強い。時間外で上昇しており、将来見通しが好感された。利益率改善と受注残の推移が今後の焦点である。

主な経済ニュース

  • 米雇用統計が予想上振れで金利上昇
    1月の非農業部門雇用者数は130Kと予想66Kを大きく上回り、平均時給も前月比+0.4%と強い内容であった。労働市場の底堅さが確認され、FRBの早期利下げ観測が後退し米10年債利回りは4.17%台へ上昇した。株式市場では金融株が売られる一方、景気敏感株が選別的に買われた。(Reuters:02/11)
  • ドル円が153円台へ円高進行
    強い雇用統計を受け一時ドル買いが進んだが、その後は米金利低下観測やポジション調整で円高に振れた。153円台前半まで下落し、前日比で約0.7%の円高となった。為替変動が輸出関連株の重しとなった場面もあった。(Bloomberg:02/11)
  • 原油在庫大幅増でもWTI反発
    EIA原油在庫は+8.53Mと予想外の増加となったが、地政学リスクとOPECプラスの供給管理姿勢が意識されWTIは65ドル台へ上昇した。エネルギー株がセクター上昇率トップとなり、市場の資金が循環物色する展開であった。(Reuters:02/11)
  • 米10年債入札は堅調な需要
    10年債入札は4.177%で消化され、応札倍率は安定的であった。財政赤字拡大懸念がある中でも投資家需要は底堅く、金利急騰は回避された。債券市場の落ち着きが株式の大幅調整を防ぐ一因となった。(WSJ:02/11)
  • シスコ決算は増収増益も時間外下落
    CiscoはEPS1.04ドルと予想超だが、通期見通しの慎重姿勢が嫌気された。AI関連インフラ需要は強いが、受注の質や企業IT投資の減速懸念が株価の重しである。時間外で約-6%下落した。(Reuters:02/11)
  • Tモバイル加入者純増で株価上昇
    T-MobileはEPS2.14ドルで市場予想超。加入者純増とARPUの改善が評価され、株価は+5%超上昇した。通信業界での競争優位が再確認され、ディフェンシブ銘柄として資金が流入した。(Bloomberg:02/11)
  • アルベマール赤字決算も株価反発
    リチウム価格低迷で赤字となったが、市場は悪材料出尽くしと判断し株価は+4%超上昇した。EV需要の中長期成長期待が残る中、需給改善の兆しが出れば回復余地があるとの見方である。(Financial Times:02/11)
  • ボルグワーナーが電動化受注拡大
    BorgWarnerはEPS1.35ドルで予想超。電動化関連部品の受注増が評価され株価は+22%超急騰した。自動車業界のEVシフト継続が改めて材料視され、一般消費材セクターを押し上げた。(Reuters:02/11)
  • 中国経済指標鈍化で素材株選別
    中国の輸出入データが市場予想を下回り、世界景気減速懸念が再燃した。一方で資源需要の底堅さも意識され、素材株は銘柄間で強弱が分かれた。グローバル需給の変化が米株にも波及している。(Bloomberg:02/11)
  • 中東情勢緊迫で金価格上昇
    中東地域での軍事的緊張が報じられ、安全資産需要が高まった。金先物は+1.7%上昇し5,116ドル台へ。VIXは17台と落ち着いているが、地政学リスクが断続的に市場心理を揺さぶる構図である。(Reuters:02/11)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主要銘柄の決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

本日は雇用統計の上振れを受けて金利や為替が動き、セクター間で資金の入れ替わりが鮮明となりました。企業決算では明暗が分かれ、AI・電動化関連など成長テーマは引き続き注目される一方、金利やガイダンスに敏感な銘柄は調整する場面も見られました。さらに中東情勢など地政学的リスクも意識され、安全資産が買われる動きも出ています。市場は常に複数の材料を織り込みながら揺れ動きますが、日々の値動きに過度に反応するのではなく、構造的な成長分野と分散の効果を意識した長期視点が重要だと考えます。日毎の成果や結果に一喜一憂せず、長期投資を目指して共に学び成長していければ嬉しいです。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス

  • S&P500ヒートマップ: finviz
  • 主要3指数とドル円:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • セクター別騰落率: finviz
  • 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
  • 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
  • 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • 自分の米ドル建ポートフォリオ:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ

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Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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