S&P500 ヒートマップ(高解像度)

5%以上上昇したS&P500構成銘柄

  • CIEN:Ciena Corporation(先端技術) +7.09%
    次世代ネットワーク需要の拡大が好感された。AIトラフィックの急増に伴い、データセンター間を繋ぐ光伝送装置への注文が加速。堅調な四半期決算と、2026年度の受注残が過去最高水準にあることが投資家の買いを誘った。サプライチェーンの改善により、懸念されていた納期遅延が解消に向かっていることも株価を押し上げる要因となった。
  • STX:Seagate Technology Holdings PLC(先端技術) +6.84%
    大容量ハードディスク(HDD)の需要回復が鮮明となった。AIサーバー向けのストレージ需要に加え、クラウド大手によるインフラ投資の再開が収益を押し上げている。モルガン・スタンレーが投資判断を「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を上方修正したことが刺激材料となった。データセンター市場の底打ち期待が買いを加速させている。
  • BKR:Baker Hughes Company Class A(工業・産業) +5.62%
    中東情勢の緊迫化に伴うエネルギーインフラへの投資拡大が材料視された。世界的なエネルギー安全保障への意識が高まるなか、同社の液化天然ガス(LNG)関連技術や掘削サービスの受注が増加。特に中東以外の地域での代替生産プロジェクトの加速が、長期的な収益機会として評価された。原油価格の上昇もセクター全体への追い風となった。
  • SLB:SLB Limited(工業・産業) +5.52%
    前日の大幅下落からの自律反発に加え、エネルギー市場のタイト化を背景に買い戻しが入った。世界最大の油田サービス会社として、原油高局面での上流投資の恩恵を最も受けるとの見方が根強い。地政学リスクによる供給懸念は、同社のデジタルソリューションや効率化技術への需要を一段と高めると期待されており、割安感から資金が流入した。
  • DELL:Dell Technologies, Inc. Class C(先端技術) +5.06%
    AI最適化サーバーの出荷好調が改めて評価された。エヌビディアとの提携深化により、企業向けAIインフラ市場でのシェア拡大が続いている。ゴールドマン・サックスが「AI革命の最大の受益者の一人」と指摘し、目標株価を引き上げたことが買いを誘った。PC市場の買い替えサイクル到来による収益改善への期待も、株価を5%超の押し上げに寄与した。

5%以上下落したS&P500構成銘柄

  • FICO:Fair Isaac Corporation(商業サービス) -7.57%
    米司法省による独占禁止法調査の進展が嫌気された。住宅ローン審査に不可欠なクレジットスコア市場において、同社が支配的な地位を利用して不当な価格吊り上げを行っているとの疑いが強まっている。規制当局による介入が将来的な収益モデルを揺るがすとの懸念から、高バリュエーション銘柄への利益確定売りが加速した。
  • NEM:Newmont Corporation(非エネルギー鉱物) -6.89%
    金先物価格の急落が直撃した。米CPI発表後のドル高と長期金利の上昇により、金利を産まない資産である金の相対的魅力が低下。世界最大の産金会社である同社にとって、金価格の下落は直接的な利益圧迫要因となる。また、西オーストラリア州の鉱山における操業コスト増の見通しも重なり、セクター全体を上回る下落率を記録した。
  • IP:International Paper Company(素材産業) -5.29%
    主要証券会社による投資判断の引き下げが材料視された。包装材需要の回復が想定より遅れていることに加え、欧州事業における構造改革コストが利益を圧迫するとの見方が広がった。原材料費の高止まりがマージンを削るリスクも意識されており、2026年度の業績目標達成に対する不透明感から、機関投資家によるポジション縮小の動きが見られた。

セクター別騰落率

3月19日の米国株式市場は、セクター間で極端な明暗が分かれる展開となった。原油価格の上昇や地政学リスクの継続を背景に、エネルギーセクターが独歩高を演じる一方、ドル高や金利上昇の直撃を受けた素材や、景気減退懸念が強まった一般消費財は大きな下落を記録した。インフレ再燃への警戒感が市場全体の重しとなり、ディフェンシブセクターを含め多くの分野でリスク回避の売りが優勢であった。

  • エネルギー(Energy) +1.6%
    中東情勢の緊迫化に伴う供給不安から原油先物価格が上昇し、セクター全体を力強く押し上げた。大手石油資本を中心に買いが集中し、インフレ局面でのヘッジ資産としての側面も評価された。
  • 一般消費財(Consumer Cyclical) -1.12%
    ガソリン価格の上昇による個人消費の冷え込みが強く意識された。インフレ再燃が家計の余暇支出を抑制するとの懸念から、小売や自動車関連銘柄を中心に軟調な推移となった。
  • 素材(Basic Materials) -2.74%
    金利上昇に伴うドル高の進行が商品価格の割高感を招き、セクター全体で激しい売りを浴びた。特に金や銅などの市況に関連する銘柄の下落が顕著であり、製造コスト増への警戒も相まって最大の下落率を記録した。

主要3指数の動き

  • S&P 500(6,606.49、-0.27%)
    前日比18.21ポイント安と小幅に続落した。中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇がインフレ懸念を再燃させ、相場全体の重石となった。序盤はハイテク株の買い戻しによりプラス圏で推移する場面もあったが、米長期金利が4.3%近辺で高止まりしたことで、午後は景気敏感株を中心に売りが優勢となった。セクター別ではエネルギーが逆行高となったものの、素材や一般消費財の下落が指数を押し下げた。
  • Dow Jones Industrial Average(46,021.43、-0.44%)
    前日比203.72ドル安となり、主要3指数の中で最大の下落率を記録した。原油高による航空・輸送コストの増大懸念から、ボーイングなどの製造業銘柄が売られたほか、ゴールドマン・サックスによる経済成長予測の下方修正が投資家心理を冷やした。地政学リスクの長期化が企業収益を圧迫するとの見方が強く、ディフェンシブとされる銘柄にも換金売りの動きが広がり、終始軟調な展開が続いた。
  • NASDAQ Composite(22,090.69、-0.28%)
    前日比61.73ポイント安と反落した。エヌビディアやデルなどのAI関連株に押し目買いが入り、一時は1%近く上昇する局面も見られたが、金利上昇への警戒感から上値は重かった。特に引けにかけては、翌日に控えた雇用関連データの発表や中東情勢のさらなる悪化を懸念したリスク回避の売りが強まり、プラス分を打ち消した。高バリュエーションなグロース株にとって、金利の高止まりが依然として強い向かい風となっている。

ドル円の動き

ドル円相場は、中東情勢の緊迫化を受けた「リスク回避の円買い」が優勢となり、前日から大幅な円高・ドル安が進んだ。序盤は159円台後半で推移していたが、イラン情勢を巡る地政学リスクの高まりから安全資産とされる円に資金が集中。米長期金利の低下もドルの重石となり、一時157円台半ばまで急落する場面があった。終盤にかけても戻りは鈍く、不安定な市場心理を映した展開となった。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

  • Crude Oil Apr 26(94.52、-0.98%)
    原油先物価格は、中東での供給途絶懸念が継続するなか、利益確定売りに押されて小幅に反落した。一時100ドルの節目を上回る場面もあったが、米国の週間石油在庫が予想外に増加したことや、主要産油国による増産観測が上値を抑えた。地政学リスクに伴うプレミアムは依然として高く、ボラティリティの大きい展開が続いている。
  • CBOE Interest Rate 10 Year T No(4.2810、+0.52%)
    米10年債利回りは、インフレの粘着性への懸念から上昇した。発表された経済指標が労働市場の底堅さを示したことで、FRBによる早期利下げ観測がさらに後退。債券売り(利回りは上昇)が優勢となった。中東情勢を受けた「質への逃避」による債券買いを、エネルギー価格上昇に伴う将来的な物価高リスクが上回る形となった。
  • CBOE Volatility Index(24.06、-4.11%)
    「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数は、前日の急騰に対する反動から低下した。市場には依然として中東紛争への強い警戒感が漂っているものの、株式市場が極端なパニック売りに至らなかったことで、プットオプションへの需要が一服した。ただし、依然として節目とされる20を大きく上回っており、投資家の不安心理は解消されていない。
  • Gold Apr 26(4,658.20、-4.86%)
    金先物価格は大幅に続落し、4,700ドルの節目を割り込んだ。米長期金利の上昇とドル指数の反発が、利息を産まない資産である金の重石となった。地政学リスク下での安全資産としての買いよりも、高金利環境の長期化による換金売りやポジション解消の動きが勝った。短期間での急騰に対する過熱感も、調整を加速させる要因となった。

私の米ドル建ポートフォリオ -0.94%(前日比)

私の米ドル建ポートフォリオは、前日比-0.94%と厳しい結果になりました 。地政学リスクの継続による金利上昇やドル高が重石となり、特に安全資産として期待していたGLDMが4%を超える大幅下落となりましたが、これまでの上昇による十分な含み益がある中での調整であり、長期保有の視点では冷静に受け止めています 。一方で、VGTがわずかにプラスで踏み止まってくれたことは救いでしたが、VOOやVIGの軟調さをカバーするには至りませんでした 。守りの資産を含め、市場全体のリスクオフ姿勢を強く実感する一日となりました。

経済指標発表 結果

  • フィラデルフィア連銀製造業景気指数(3月)
    結果は18.1となり、市場予想の8.3および前回値の16.3を大きく上回った。米東部大西洋岸中部の製造業景況感が想定以上に強いことを示しており、新規受注や設備投資指数も堅調に推移している。この強い結果は米経済の底堅さを裏付ける一方で、根強い需要がインフレ圧力を維持させるとの懸念を招き、FRBによる利下げ開始時期を遅らせる要因として意識された。
  • 新規失業保険申請件数
    週間の新規失業保険申請件数は20万5000件となり、市場予想の21万5000件を下回る強い結果となった。労働市場のタイトさが依然として継続していることを示唆しており、解雇の動きが極めて限定的であることを物語っている。堅調な雇用環境は家計所得を支え景気を下支えするが、インフレ抑制を目指す当局にとっては賃金上昇圧力への警戒を解けない状況が続くこととなった。
  • 新築住宅販売戸数(1月)
    1月の新築住宅販売戸数は年率換算で58万7000戸となり、市場予想の72万2000戸を大幅に下回る厳しい結果となった。前月比でも17.6%減と急減しており、住宅ローン金利の高止まりが購入希望者の意欲を著しく削いでいる実態が浮き彫りとなった。住宅市場の冷え込みは経済成長の重石となる可能性があるが、同時に需要抑制による物価沈静化への寄与という側面でも注目されている。
  • アトランタ連銀 GDPNow(第1四半期予測)
    2026年第1四半期の実質GDP成長率予測値は2.3%となり、前回の2.7%から下方修正された。住宅関連データの弱さなどが反映された格好だが、依然として巡航速度以上の成長を維持する予測となっている。市場では、爆発的な成長は鈍化しつつもリセッションを回避する「ノーランディング」への期待と、高成長に伴うインフレ高止まりへの警戒が交錯する結果となった。

主要銘柄の決算発表結果

  • ACN:Accenture plc(先端技術)
    第2四半期決算は、売上高が前年同期比8%増の180.4億ドル、調整後EPSが2.93ドルとなり、いずれも市場予想を上回った。生成AI関連の新規受注が引き続き強力で、新規予約額は過去最高の221億ドルに達した。しかし、2026年度通期の利益見通しが市場予想の平均を僅かに下回ったことが嫌気され、株価は発表直後に下落。AI投資の収益化には時間がかかるとの慎重な見方が重石となった。
  • FDX:FedEx Corporation(工業・産業)
    第3四半期決算は、売上高が240億ドル、調整後EPSが5.25ドルとなり、市場予想を大幅に上回る好決算となった。コスト削減プログラム「DRIVE」による収益性改善が想定以上に進展しており、配送密度の最適化が利益を押し上げた。物流業界全体が物量停滞に苦しむなか、徹底した経営効率化が評価された格好だ。通期の利益目標も上方修正され、今後の株主還元強化への期待から買いが先行した。
  • DRI:Darden Restaurants, Inc.(一般消費財)
    第3四半期決算は、売上高が33.5億ドル、調整後EPSが2.95ドルとなり、ほぼ市場予想通りの着地となった。「オリーブ・ガーデン」や「ロングホーン・ステーキハウス」など主力ブランドの既存店売上高が、外食業界平均を大きく上回る4.2%増と堅調を維持。牛肉価格の高騰によるコスト増をメニュー価格の適正化や客数増で補った。不透明な消費環境下でも、ブランド力による底堅い需要が確認された内容となった。

主な経済ニュース

  • 中東情勢の緊迫化による原油価格の高止まりと供給懸念
    イランとイスラエルの直接衝突の懸念が払拭されず、ホルムズ海峡の封鎖リスクが市場で強く意識されている。WTI原油先物は一時1バレル100ドルを伺う展開となり、エネルギー価格の高騰が世界的なサプライチェーンに深刻な影響を及ぼしている。原油高は輸送コストの増大を招き、航空や物流セクターの利益を圧迫する一方、米国のエネルギー企業には追い風となるなど、市場の選別色が強まっている。(Reuters:03/19)
  • 米10年債利回りが4.3%台で推移し高バリュエーション株の重石に
    最新の経済指標が米経済の底堅さを示したことで、FRBによる早期利下げ観測が一段と後退した。米10年債利回りは4.3%近辺での高止まりを続けており、将来のキャッシュフローを割り引いて算出されるハイテク株などの成長株にとって強い逆風となっている。金利の先高観が根強く、投資家は債券市場の動向を注視しながら慎重な資産配分を迫られている。(Wall Street Journal:03/19)
  • フィラデルフィア連銀指数が市場予想を大幅に上回る強い結果
    3月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は18.1と、事前の市場予想である8.3を大きく上回った。新規受注や出荷の項目が改善しており、米東部製造業の景況感が急速に回復していることが判明した。経済の強さはポジティブな材料だが、労働市場のタイトさと相まってインフレ圧力を維持させるとの見方が広がり、利下げ期待を抑制する格好で株式市場には複雑な影響を与えた。(Bloomberg:03/19)
  • 米新規失業保険申請件数が減少して労働市場の堅調さを再確認
    週間の新規失業保険申請件数は20.5万件と、市場予想の21.5万件を下回った。労働需要が依然として供給を上回る状態が続いており、企業の雇用意欲が減退していないことが浮き彫りとなった。FRBが注視する賃金インフレの鈍化には時間がかかるとの懸念が強まり、金融引き締めの長期化リスクが改めて意識される結果となり、市場全体のリスクオフ姿勢を強めた。(Investing.com:03/19)
  • AI関連銘柄の選別が進みエヌビディアやデルに押し目買い
    これまでのハイテク株全面高の様相から一変し、実績を伴うAIリーダー銘柄への選別投資が鮮明となっている。エヌビディアの次世代チップ発表や、デルのAIサーバー受注拡大など、具体的な収益化が見込まれる銘柄には金利上昇局面でも買いが入った。一方で、収益化に時間がかかると見られる中小型ハイテク株からは資金流出が続いており、市場の二極化が加速している。(FOX Business:03/19)
  • 住宅ローン金利の上昇が新築住宅販売を直撃し大幅減
    1月の新築住宅販売戸数は前月比17.6%減の58.7万戸と、市場の予想を大きく下回る結果となった。住宅ローン金利が7%近辺で推移していることが購入希望者の重石となっており、住宅市場の冷え込みが鮮明となっている。住宅産業は関連セクターが多いため、内需関連株への懸念材料となっているが、一方で需要の抑制は将来的なインフレ鎮静化に寄与するとの見方もある。(Bloomberg:03/19)
  • フェデックスがコスト削減成功で大幅増益を達成し株価反発
    物流大手のフェデックスが発表した決算では、徹底したコスト削減プログラムが功を奏し、利益が市場予想を大きく上回った。荷動きの鈍化という業界全体の逆風下において、配送網の効率化やマージン改善に成功したことが投資家に好感された。不透明な経済環境下では、トップラインの成長だけでなく、いかに利益率を維持・向上させるかが株価評価の鍵となっている。(Financial Times:03/19)
  • 金価格の急落による産金セクターと商品市場の動揺
    これまで最高値を更新し続けてきた金価格が、ドル高と金利上昇を受けて5%近い大幅な調整を余儀なくされた。安全資産としての買いが一服し、利益確定売りに拍車がかかった形である。これによりニューモントなどの産金最大手や、金に連動するETFから資金が流出し、素材セクター全体の下落を主導した。商品市場全体のボラティリティが高まっており、投資家は警戒を強めている。(Reuters:03/19)
  • ゴールドマン・サックスが地政学リスクを理由に成長予測を下方修正
    中東での紛争長期化と原油高の定着を懸念し、ゴールドマン・サックスが米国の2026年GDP成長率予測を下方修正した。エネルギー価格の上昇が実質可処分所得を押し下げ、個人消費を抑制するリスクを指摘している。大手金融機関による慎重な見通しは、これまで堅調だった消費関連銘柄への売り圧力を強め、市場全体のマインドを悪化させる一因となった。(Bloomberg:03/19)
  • 米30年債入札が低調で長期金利の押し上げ要因に
    実施された30年物国債の入札において、需要が伸び悩み発行利回りが市場予想を上回る水準となった。財政赤字の拡大とインフレ再燃懸念から、長期債に対する投資家の警戒感が根強いことが示された。入札結果の不調を受けて長期金利が一段と押し上げられ、株式市場、特に住宅建設株や高配当銘柄などの金利敏感株にとってさらなる下押し圧力となった。(Wall Street Journal:03/19)

日米首脳会談の主な成果と経済への影響

  • エネルギー分野での11兆円規模の共同投資合意
    日米両首脳は、小型モジュール炉(SMR)の建設や送電網の整備を含むエネルギー分野で、約11兆円規模の共同投資を行う合意文書を交わした。次世代エネルギーの安定供給と脱炭素化を同時に進める狙いがあり、トランプ氏は米国内の雇用創出に繋がる日本の巨額投資を高く評価した。エネルギー価格の安定化は、インフレ抑制を目指す米経済にとって強力な追い風となり、関連プラント株やインフラ銘柄への好影響が期待される。(読売新聞:03/19)
  • 重要鉱物の供給網構築による経済安全保障の強化
    中国への依存を脱却するため、希土類(レアアース)など重要鉱物の供給網を日米で共同構築する行動計画が策定された。先端技術やEVバッテリーに欠かせない物資の調達先を多角化し、地政学リスクに伴う供給途絶を未然に防ぐ方針で一致した。ハイテク産業の原材料確保が担保されたことで、サプライチェーンの混乱を懸念していた精密機器や半導体セクターにとっては、長期的な経営の安定化に資する好材料となった。(AFPBB:03/19)
  • 米国産原油の増産投資と日米共同備蓄の確認
    日本側が米国産原油の増産に向けた新規投資を行い、その増産分を日米で共同備蓄する枠組みを確認した。中東情勢の緊迫化による原油価格高騰への対策として、物理的なエネルギー源を確保し、米国内の生産能力拡大を支援する狙いがある。トランプ氏は「原油価格の維持に必要なことは何でも行う」と明言しており、エネルギー価格の沈静化を通じた市場センチメントの改善が期待される。(47NEWS:03/19)
  • 10兆円規模の対米投融資第2弾の案件公表
    高市首相はホワイトハウスでの会談に合わせ、事業費10兆円規模となる対米投融資の第2弾案件を公表した。製造業や先端技術分野を中心とした投資により、日米経済の強固な連携をアピールする形となった。トランプ政権が重視する「対米投資拡大」という国益に直接応える内容であり、日本企業による米国内でのプレゼンス向上と、貿易摩擦の回避に向けた政治的な配慮が色濃く反映された内容となっている。(共同通信:03/19)
  • 防衛費の対GDP比2%達成目標を2025年度に前倒し
    高市首相は2027年度としていた防衛費の対GDP比2%達成目標を、2025年度中に前倒しする方針をトランプ氏に直接伝えた。日本の自主的な防衛力強化の姿勢を強調し、日米同盟を「新たな黄金時代」へと引き上げる意欲を示した。米国製防衛装備品の調達拡大が改めて確認されたことで、ボーイングやロッキード・マーティンなど米国の主要な軍需・防衛関連企業には中長期的な受注機会の拡大がもたらされる見通しだ。(産経新聞:03/19)
  • ミサイルの共同生産推進と軍事技術協力の深化
    自衛隊と米軍の機密情報共有の拡大に加え、ミサイルの共同生産を推進することで一致した。日米の防衛産業が一体となって供給能力を高めることで、インド太平洋地域における抑止力を強化する狙いがある。先端技術を軍事転用するデュアルユース分野での協力も加速しており、防衛・航空セクターにおける日米企業の共同開発プロジェクトが活発化することで、関連産業の技術革新と収益拡大に繋がる可能性が高い。(ロイター:03/19)
  • ホルムズ海峡の航行安全確保に向けた「ステップアップ」要請
    トランプ氏は、イランが海上封鎖を示唆するホルムズ海峡の安全確保について、日本に対し「ステップアップ」を期待すると述べ、具体的な関与を求めた。高市首相は自衛隊派遣に関する法的制約を丁寧に説明しつつも、事態沈静化に向けた緊密な意思疎通を確認した。物流の要衝における安定確保は、エネルギー株や海運株だけでなく、世界経済全体のインフレ懸念を和らげる鍵として、引き続き市場の注目を浴びている。(読売新聞:03/19)
  • 北朝鮮による拉致問題解決への「戦略的支持」獲得
    高市首相はトランプ氏に対し、北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた協力を要請し、トランプ氏から「戦略的な支持」を得たことを明らかにした。また、トランプ氏は拉致被害者家族とも面会し「米国は彼らと共にある」と寄り添う姿勢を強調した。政治的な安定は市場の安心感に直結するため、日米が拉致問題を含む東アジアの安全保障課題で一致団結する姿勢を示したことは、日本市場への信頼感醸成にも寄与している。(KSBニュース:03/19)
  • 日米関税合意の着実な履行と80兆円投資の継続
    これまでに合意された総額5,500億ドル(約80兆円)の対米投資計画について、着実に履行していく方針が改めて表明された。トランプ氏は日本の投資が米国の製造業復活に大きく貢献していると称賛し、日米経済の関係はかつてないほど強固であると断言した。関税合意に基づく公平な貿易関係の維持が確認されたことで、日本の輸出企業にとっても不確実な関税リスクが低減され、日米間の経済活動がさらに活発化する見通しだ。(東洋経済:03/19)
  • 台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて強調
    両首脳は、中国の覇権主義的な動きを念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力関係を確認した。特に台湾海峡の平和と安定が世界の繁栄に不可欠であるとの認識を共有し、日米の安全保障面での連携をより高いレベルに引き上げることで一致した。地政学的リスクは市場のボラティリティを高める要因だが、日米の防衛・外交的な結束が示されたことは、アジア市場におけるカントリーリスクの過度な拡大を抑制する効果がある。(共同通信:03/19)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主要銘柄の決算発表予定

3/20には、主要銘柄の決算発表は予定されていません。

おわりに

3月19日の米国株式市場は、中東情勢への懸念から小幅な調整となりましたが、日米首脳会談でのポジティブな成果が多くの投資家にとっての「希望の光」となりました。特にエネルギーや経済安全保障、防衛分野での巨額投資と強固な協力体制は、日米両国の長期的な成長を支える盤石な基盤となると期待したいです。

高市首相とトランプ大統領がファーストネームで呼び合い、強い信頼関係を示したことは、不透明な世界情勢において非常に大きな意味を持ちます。目先の株価の変動も大切ですが、こうした国家間の構造的な変化が将来の資産形成にどう影響するかを考えるのも投資の醍醐味ですね。日毎の成果や結果に一喜一憂せず、長期投資を目指して共に学び成長していければ嬉しいです。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス

  • S&P500ヒートマップ: finviz
  • 主要3指数とドル円:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • セクター別騰落率: finviz
  • 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
  • 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
  • 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • 自分の米ドル建ポートフォリオ:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい