S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって調整。S&P500は記録的な高値付近で上昇が止まる。株式市場は3日続伸の波に乗り、アップルは約2%下落、テスラは3%近く急騰した後、ほぼ横ばいとなった。時間外取引では、オラクルが売上高が予想を上回ったことを受けて急伸した(BLO)。
- ドル・円は145円46銭まで上昇後、144円33銭まで下落し、引けた。トランプ米大統領が中国との通商協議での合意成立をソーシャルメディアで明らかにしたためリスク選好の円売り・ドル買いが優勢となった。その後発表された米5月消費者物価指数(CPI)のコア指数が予想外に鈍化し利下げ観測が強まったほか、10年債入札が堅調で長期金利が低下に伴いドル売りに転じた。その後、米高官がイラク、バグダッドの大使館スタッフ一部退去命令を用意しているとの報道で中東の地政学的リスク上昇を警戒し、リスク回避の円買いが再開(INV)。

セクター別騰落率
最も上昇したのはエネルギー(Energy)でした。

ETFトップ10

経済指標発表 結果
- 米国のコアインフレ率は4カ月連続で予想を下回る(BLO)。
- 米国の消費者物価は緩やかに上昇、関税はインフレを煽るとみられる(REU)。
- 米国の海上輸入は、中華人民共和国に対する145%の関税により5月に急減(REU)。
- トランプ関税により関税収入が増加し、米国の月間予算赤字は減少(REU)。

主な決算発表結果
- オラクル、クラウドの年間成長率を堅調に予測、勢いを増す(BLO)。

主な経済ニュース
- 中華人民共和国は、希土類元素の輸出ライセンスを6ヶ月に制限ロンドンで暫定合意に達したことで、中華人民共和国政府は引き続き貿易交渉で優位に立つことになる(WSJ)。
- トランプ大統領、中華人民共和国は「完了」した貿易協定でレアアースを輸出すると発言(BLO)。
- ポール・チューダー・ジョーンズ氏(ヘッジファンド創業者)は、短期金利が急激に低下するにつれ、今後1年間で米ドルは下落すると予想していると述べた(BLO)。
- フィッチ・レーティングスは、関税とOPECプラスの不振で、2025年の世界エネルギー見通しが「中立」から「悪化」に修正(BLO)。
- ディズニーとコムキャストは協力して、AI画像生成ツールを提供している新興企業ミッドジャーニー社を著作権侵害で提訴。ミッドジャーニー社が『スター・ウォーズ』、『ザ・シンプソンズ』 、『シュレック』、『ミニオンズ』といった映画やテレビ番組のキャラクターの著作権を侵害したとして複数の事例を挙げた(BLO)。
- 実業家イーロン・マスク氏は、J・D・バンス副大統領を含む政権当局者らからの徹底的な働きかけを受けて、ドナルド・トランプ大統領への批判を撤回し、水曜日に「やりすぎだった」と述べた(REU)。
- 消費者レポートは議会に電気自動車税の提案を撤回するよう要請(REU)。
- ディープシークの躍進を受け、アリババの従業員は遅れを取り戻すべく休日も勤務(BLO)。
- 日本のJERAが米国の供給業者と20年間のLNG供給契約を締結(BLO)。
地政学的リスク
- 情報筋によると、米国は地域の安全保障上のリスクを理由にイラク大使館の一部撤退を準備している(REU)。
- トランプ大統領の弾圧拡大を受け、ロサンゼルスのダウンタウンで2夜連続の夜間外出禁止令が発令される(BLO)。
- ベセント氏は、90日間の関税停止期間終了後、米国は一部の国に対して「期限を前倒しする」可能性があると述べた。「もし交渉していない国があれば、我々も交渉しない」とも述べた(REU)。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
- 原油先物価格は上昇して終値は68.05ドル。米国がイラク大使館の一部撤退を命じ、原油価格が急騰(BLO)。
- 10年債利回りは低下して4.412%(-0.062%)
- VIX(恐怖)指数は16-18ポイントで推移
- 金先物価格は上昇。

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.15%
自分のポートフォリオも調整となりました。

経済指標発表予定
失業保険関連と、生産者物価指数が発表された後に株式市場が始まります。

主な決算発表予定

おわりに
アメリカ経済は2025年の初めは順調でしたが、大統領が関税を言い出してから波乱の毎日となりました。EUや英国がほぼ合意したようですが、中華人民共和国はレアアース輸出を武器になかなか米国の思い通りに行かないようで、苦しんでいるようです。日本は、主要メディアの報道では赤澤大臣が何度も訪米して交渉にあたっているとのことですが、ネットではトランプ大統領が日本に消費税撤廃を求めていることが噂されています。大統領は日本の消費税は関税と同じだという主張です。そんな大きな課題を突き付けられているのに、税率を下げることはないと明言する石破首相や森山幹事長が頑固です。オールドメディアの報道とは異なり、日米貿易交渉は全く進んでいないのかもしれません。そんな不安、一個人で悩んでも仕方がないことで、次の選挙で自分の意思表示をすべく必ず投票に行きましょう。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ