S&P500 ヒートマップ(高解像度)

3%以上上昇した主な銘柄

  • ARES:Ares Management Corp(Financial)+7.27%
    オルタナティブ資産運用需要の拡大観測と、金利高止まり局面での収益耐性が評価され買いが集中した展開。運用資産の増加見通しが強まり、金融環境の不透明感が続く中で安定したフィーベース収益への期待が高まった相場状況。
  • CRWV:CoreWeave Inc(Technology)+5.13%
    AI向けクラウドインフラ需要の急速な拡大が意識され、大手テクノロジー企業との提携強化報道が追い風となった展開。GPUデータセンターへの投資加速が評価され、生成AI関連インフラの恩恵を受ける企業として投資家の買いが優勢となった相場状況。
  • WBD:Warner Bros. Discovery Inc(Communication Services)+3.78%
    コンテンツ配信事業における収益改善期待と、コスト削減施策の進展を背景に買い戻しが優勢となった展開。ストリーミング部門の黒字化に向けた進展が意識され、映画・TV事業との相乗効果による収益改善期待が高まった相場状況。

3%以上下落した主な銘柄

  • AZO:AutoZone Inc(Consumer Cyclical)−7.17%
    決算発表で利益率の低下が確認され、売上は堅調ながらEPSが市場予想を下回ったことが失望売りを誘発した展開。自動車補修需要の底堅さはあるものの、コスト上昇が利益を圧迫した点が嫌気され、成長鈍化懸念が強まった相場状況。
  • CPB:Campbell Soup Co(Consumer Defensive)−5.23%
    決算内容は売上・EPSともに予想を上回ったものの、通期見通しの慎重姿勢が市場にネガティブに受け止められた展開。食品原材料価格の上昇や販促費増加が利益率の改善を抑制すると懸念され、利益成長鈍化への警戒が強まった相場状況。
  • JPM:JPMorgan Chase & Co(Financial)−4.66%
    2026年にかけて経費が想定以上に膨らむとの見通しが示され、金融セクター全体の収益圧迫懸念が広がった展開。金利高止まり環境下でもコスト増が収益を削るとの警戒が強まり、銀行株全体に売りが波及した相場状況。
  • OLLI:Ollie’s Bargain Outlet Holdings Inc(Consumer Defensive)−4.07%
    ディスカウントストア業態にもかかわらず、消費者支出の鈍化を背景に既存店売上の伸びが市場予想を下回った点が嫌気された展開。値上げ余地の乏しさや競合強化により利益率改善が遅れるとの見方が広がり、成長期待が後退した相場状況。

セクター別騰落率

  • Healthcare(−1.01%)
    ヘルスケアセクターは決算への警戒感や薬価規制強化への思惑が重しとなり、ディフェンシブ性が意識されにくい相場展開となった状況。大型バイオ関連の軟調さが指数を押し下げ、金利高止まり懸念も成長領域のバリュエーションを圧迫した展開。

主要3指数の動き

  • S&P500(6,840.51、前日比−0.09%)
    S&P500は小幅反落となり、FRB会合を前にポジション調整の売りが優勢となった相場展開。金利見通しを慎重に見極めようとする投資家の姿勢が強く、ハイテクとディフェンシブの間で資金が循環する動きが続く状況。指数は終日狭いレンジでの取引に終始し、方向感に乏しいまま引けた相場展開。
  • Dow30(47,560.29、前日比−0.38%)
    Dow30は続落し、景気敏感株への売りが優勢となった相場展開。長期金利の高止まりや、中国景気減速懸念が工業・産業株を中心に重しとなり、指数全体の下げ幅を拡大させた印象。ディフェンシブ銘柄の下支えも限定的で、終日軟調に推移した展開。
  • NASDAQ(23,576.49、前日比+0.13%)
    NASDAQは反発し、小幅ながらプラス圏で引けた相場展開。AI関連や半導体株に資金が戻り、相対的に底堅さを保った形。金利への警戒感はあるものの、成長株への選好が継続し、指数を下支えした状況。市場のリスク選好が部分的に回復しつつある様子。

ドル円の動き

ドル円は156円後半まで上昇し、米長期金利の底堅さとFRB会合を控えたドル買い優勢の流れが継続した展開。米国の堅調な経済指標を背景に金利差拡大を意識した円売りが強まり、円は年初来安値圏で推移した相場展開。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

  • 原油先物(58.33、−0.93%)
    原油先物は小幅続落となり、米国在庫増加観測と景気先行き不透明感が重しとなった相場展開。中東やベネズエラ情勢に伴う地政学リスクが下値を支える一方、供給増観測が上値を抑え、方向感に欠ける値動きとなった展開。
  • 米10年国債利回り(4.186%、+0.34%)
    米10年債利回りは上昇し、堅調な米経済指標とFRB会合を控えた金利高止まり観測が意識された展開。インフレ粘着性の根強さが再評価され、安全資産からリスク資産への資金シフトが一時的に進みにくい状況。
  • VIX(16.88、+1.32%)
    VIXは小幅上昇し、FRB会合前の不確実性や地政学リスクが意識された相場展開。株式市場全体は落ち着きを保つ一方、先物市場では短期的な警戒感がわずかに高まり、リスク選好の勢いが鈍化した展開。
  • 金先物(4,241.20、+0.56%)
    金先物は上昇し、ドル高進行下でも安全資産需要が底堅さを示した展開。FRB会合を控えた市場の慎重姿勢や地政学的な不透明感が買いを下支えし、ポートフォリオのリスクヘッジ需要が継続した相場環境。

私の米ドル建ポートフォリオ +0.05%(前日比)

本日の私のポートフォリオは前日比+0.05%と小幅ながらプラスとなりました。VGTが堅調に上昇し、GLDMも金価格の上昇を背景にしっかりと値を伸ばしてくれた一方、VOO・VYM・VIGはわずかに軟調でしたが、全体としては値下がり分を十分にカバーしてくれました。指数の方向感が乏しい1日でしたが、ハイテクと金が下支えとなり、ポートフォリオの安定性を改めて感じる結果となりました。

経済指標発表 結果

  • ADP雇用者数変化(週間)
    結果4.75K、予想-13.50K、前回-13.50K
    ADP雇用者数変化は、企業が新規雇用をどれくらい行ったかを示す重要な指標です。今回の4.75Kの結果は予想を上回り、前週と変わらない水準となりました。雇用市場は引き続き安定している様子が伺えますが、減少予測を大きく外れたことで市場の反応が注目されます。
  • JOLTS求人件数(9月)
    結果7.658M、予想7.200M、前回7.227M
    JOLTS(職業別求人統計)は、求人市場の状況を把握するための重要な指標です。7.658Mという結果は予想を上回り、前回からも増加しています。求人が増えていることは、企業の人手不足が続いていることを示唆し、労働市場の逼迫感が続いていることが分かります。
  • 米国 景気先行指標指数(前月比、9月)
    結果-0.3%、予想-0.3%、前回-0.3%
    景気先行指標指数は、景気の動向を予測するための指標で、-0.3%の結果は予想通りでした。3ヶ月連続のマイナスとなり、経済の成長見通しには慎重な見方が続いていることを反映しています。景気の先行きに対する不透明感が強い状況です。
  • JOLTS求職(10月)
    結果7.670M、予想7.658M、前回7.658M
    JOLTS求職の結果はほぼ予想通りであり、前回と変わらない水準となりました。求人は安定しており、労働市場が引き続き活発であることを示しています。これは、企業が積極的に人材を求めていることを反映しており、景気の先行きを支える要因の一つといえるでしょう。
  • 10年物中期米国国債入札
    結果4.175%、予想4.074%、前回未発表
    米国国債入札の利回りは、投資家のリスク許容度や金利環境を反映します。今回は予想よりも若干高い4.175%となり、国債市場の引き締まりを示唆しています。金利の上昇は、景気の冷え込みを引き起こす可能性があるため、今後の金融政策にも影響を与える可能性があります。

主要銘柄の決算発表結果

  • AZO(AutoZone Inc):一般消費材(Consumer Cyclical)
    1株利益(EPS)は31.04ドルで市場予想32.87ドルを下回った一方、売上高は46.3億ドルと予想46.4億ドルをやや上回る結果となり、トップラインは堅調ながら収益性に課題が残る決算となった様子。値上げや自社株買いによるEPS押し上げ効果が限定的となり、仕入コストや人件費上昇が利益率を圧迫した構図。中古車保有年数の長期化で需要は底堅いものの、成長鈍化懸念が残る内容の決算。
  • CPB(Campbell Soup Co):生活必需品(Consumer Defensive)
    1株利益(EPS)は0.77ドルと市場予想0.73ドルを上回り、売上高も27億ドルで予想26.6億ドルを上回る結果となり、家庭内飲食需要の底堅さと価格転嫁の進展を確認できる無難な決算。スープやスナックを中心としたブランド力が奏功し、販路拡大とコスト管理の両面で収益性を維持した形。もっとも、原材料や人件費の高止まりが続いており、中長期的な利益成長の持続性が問われる内容の決算。

主な経済ニュース

  • ドル高、株価小高でFRB会合待ち姿勢
    米国株は12月9日の取引で小幅上昇し、ドルも堅調推移。市場はFRBの政策決定を前に様子見姿勢を強め、利下げの有無を見極めようとする動きが継続。特にハイテク株への資金流入は底堅く、金利動向をにらみながら慎重なリスク選好が続く展開(Reuters:12/09)
  • 台湾輸出が15年半ぶり高水準 AI・半導体需要が堅調
    台湾の11月輸出がAI・半導体分野の力強い需要に支えられ、15年半ぶりの高い伸びを記録。特に半導体製造装置・電子部品が輸出を牽引し、世界的テクノロジー需要の強さを示す内容。米国ハイテク株の需給を後押しする材料(Reuters:12/09)
  • 米マネーマーケット・ファンドに大規模資金流入
    FRB会合を控え、安全資産への資金移動が加速し、直近週で1047億ドル超の資金がマネーマーケット・ファンドへ流入。投資家が短期資金を安全側にシフトし、株式との資金バランス調整を進める動きが鮮明(Reuters:12/09)
  • JPMorganが2026年経費1050億ドル見通しを公表
    JPMorganは2026年の経費が1050億ドルに達する見通しを発表。デジタル投資、人件費、規制対応コストの増加が要因とされ、金融セクター全体の費用構造に対する懸念が広がる内容。株主還元の余力にも影響を及ぼす可能性(Reuters:12/09)
  • シェルがLLOG Exploration買収交渉との報道
    エネルギー大手シェルは、米国の石油・天然ガス資源開発企業LLOG Explorationの買収交渉に入ったと報じられた。化石燃料への一定の戦略的投資継続を示すもので、供給不安定リスクが意識される中、エネルギー市場に波及効果(Reuters:12/09)
  • 欧州株は米金融政策を警戒し続落
    欧州株式市場は米国の金利見通しを警戒し、小幅続落。ドル高基調が続く中、欧州企業の輸出採算悪化が懸念され、世界株全体のリスク選好姿勢に重し。流動性の低下も指摘され、年末相場の不安定さが増す展開(Reuters:12/09)
  • 米ドルは上昇、米国債利回りは横ばい推移
    米ドルは12月9日に上昇し、米国債利回りは落ち着いた動き。FRB会合の結果を待つ中で、金利の先高観がドルを支え、新興国通貨やコモディティ市場に波及。企業収益見通しにも影響しつつある状況(Reuters/Investing.com:12/09)
  • EssilorLuxotticaがAI搭載スマート眼鏡を発表
    同社はAI機能を備えたスマートアイウェアを投入。視覚補助とウェアラブルAIを融合した新カテゴリーを開拓し、ヘルスケアとテクノロジーの交差領域での成長期待が高まる。ライフスタイル製品の高付加価値化が市場テーマに(Reuters:12/09)
  • 米議会でベネズエラへの軍事行動巡る議論が継続
    米国議会では、ベネズエラに対する軍事的行動の可否や手続きに関する議論が続き、軍事介入には議会承認を必須とする枠組みの検討が本格化。地政学リスクの高まりが金融市場に不安定性をもたらす要因(Reuters:12/09)
  • 米国の軍事的脅威に対しベネズエラが航空制限を発令
    米国からの軍事行動の可能性が取り沙汰される中、ベネズエラ政府は航空交通の制限措置を発令。国際線は同国上空を回避し、地政学リスクが民間航空や物流に直接影響を及ぼす状況。原油供給懸念にもつながる重要な動き(Reuters:12/09)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。FOMCの発表や記者会見は注目されるでしょう。

主要銘柄の決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定ですが、いずれも引け後です。

おわりに

本日は主要指数がまちまちの動きとなり、個別株では決算内容を手がかりに明暗が分かれる一日でした。米国とベネズエラの緊張が高まり、原油・海上保険料・物流コストを通じて日本経済にじわり影響する可能性が意識されましたが、直ちに深刻な供給不安が生じる状況ではなさそうです。市場はFRB会合を前に慎重姿勢が強く、短期的な値動きに翻弄されやすい環境が続いています。しかし、こうした不確実性こそ長期投資家にとって冷静さが問われる局面であり、日々の騰落よりも企業の持続的な成長力と資産配分の安定性を重視する姿勢が大切だと感じています。

地政学リスクや金利変動など外部要因は避けられませんが、長期的な視点を持って市場と向き合うことで、私たちは必ず資産形成の軌道に乗り続けられると信じています。日毎の成果に一喜一憂せず、共に学び合いながら成長していければ嬉しいです。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス

  • S&P500ヒートマップ: finviz
  • 主要3指数とドル円:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • セクター別騰落率: finviz
  • 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
  • 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
  • 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • 自分の米ドル建ポートフォリオ:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ

ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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