S&P500 ヒートマップ(高解像度)

5%以上上昇したS&P500構成銘柄

  • LYB:LyondellBasell Industries NV(素材) +5.67%
    北米のポリエチレン市場における在庫調整の進展と、マージンの改善期待が株価を押し上げた。主要な化学製品の価格が底打ちの兆しを見せる中、同社のコスト競争力が改めて評価されている。供給網の正常化に伴い、2026年後半に向けた収益回復シナリオを市場が好感した。

5%以上下落したS&P500構成銘柄

  • CVNA:Carvana Co. Class A(一般消費財) -7.49%
    中古車市場の価格下落トレンドと、金利高止まりによるローン需要の減退が嫌気された。前週までの堅調な株価推移に対する利益確定売りが、地政学リスクに伴うリスクオフ姿勢と重なり、下落を加速させた。ボラティリティの高さが露呈し、成長期待よりもマクロ経済の不確実性が意識される展開となった。
  • OTIS:Otis Worldwide Corporation(工業・産業) -6.67%
    J.P.モルガンのカンファレンスでの発表を受け、中国市場における新設エレベーター需要のさらなる鈍化が懸念された。中東情勢の緊迫化による原材料コスト上昇への警戒感も加わり、製造業セクター全体が売られる中で大きく値を下げた。保守・点検事業の底堅さは示されたものの、新規受注の先行き不透明感が株価を押し下げた。
  • CHTR:Charter Communications, Inc.(通信サービス) -6.08%
    ブロードバンド市場での競争激化と、固定無線アクセス(FWA)による顧客流出が引き続き重石となった。投資判断の引き下げや目標株価の改定が相次ぎ、成長鈍化への懸念が一段と強まった。通信セクター全体の地合い悪化に加え、大規模な資本支出に対する収益化の遅れが投資家の失望を誘い、52週安値圏での推移が続いている。
  • TTD:The Trade Desk, Inc. Class A(先端技術) -6.06%
    大手広告代理店パブリシスとの不和や、独自の広告枠供給システム「OpenPath」への反発が報じられ、市場シェア低下への懸念が広がった。複数の証券会社が投資判断を「中立」以下に引き下げたことも売りを促した。広告技術(アドテク)分野のリーダーとしての地位が揺らぐ可能性が意識され、高バリュエーション銘柄への逆風も相まって大幅安となった。
  • APH:Amphenol Corporation Class A(先端技術) -5.41%
    AIデータセンター向け需要の強さは継続しているものの、直近の急騰を受けた利益確定売りが優勢となった。第1四半期の売上高成長が想定より緩やかになるとの見通しや、一部の機関投資家によるポジション縮小が観測された。これまでの期待値が極めて高かった反動から、マクロ環境の悪化をきっかけに売りが加速した形だ。
  • ABBV:AbbVie, Inc.(ヘルスケア) -5.20%
    主力製品「ヒュミラ」のバイオシミラー(後発品)との競争による収益圧迫が改めて嫌気された。次世代薬の成長が期待されるものの、市場のセンチメントが悪化する中で、利益成長の不透明感から資金が流出した。ディフェンシブな性質を持つヘルスケア株だが、この日はセクター全体のリスクオフの動きに巻き込まれ、大幅な調整となった。
  • CMG:Chipotle Mexican Grill, Inc.(一般消費財) -5.14%
    インフレによる原材料費や人件費の高騰が、将来的な利益率を圧迫するとの見方が強まった。若年層を中心とした来店客数の伸び悩みも懸念材料とされている。これまでの高成長を前提としたプレミアムな株価評価に疑問符が打たれ、地政学リスクによる消費減退懸念を背景に、成長株特有の激しい売りに見舞われた。
  • SBUX:Starbucks Corporation(一般消費財) -5.03%
    RBCキャピタルによる投資判断の引き下げが直接の売り材料となった。人件費や店舗の改装費用など、大規模な投資による利益率低下のリスクが指摘されている。労働組合との交渉を巡るガバナンスリスクや、インフレによる家計の余暇支出抑制の懸念も重なり、外食セクターの中でも特に厳しい売りを浴びた。
  • CMCSA:Comcast Corporation Class A(通信サービス) -5.02%
    ブロードバンド契約数の減少懸念に加え、メディア・エンターテインメント部門の構造的な課題が嫌気された。ローゼンブラット証券が目標株価を引き下げ、2026年度の収益見通しを厳しく見積もったことが失望を呼んだ。ネットフリックスなどの動画配信サービスとの競争激化や、広告収入の不透明感が投資家のリスク回避姿勢を強めた。

セクター別騰落率

3月18日の米国株式市場は、エネルギーを除く全てのセクターが下落する全面安の展開となった。特に素材や生活必需品、一般消費財といった景気敏感・バリュー銘柄の下落が目立ち、前日までの地政学リスクに伴う買い戻しの動きが一服した形である。長期金利の高止まりと景気減退懸念が重なり、投資家のリスク許容度が低下していることが鮮明となった。

  • 素材(Basic Materials) -3.43%
    世界的な景気減速による需要後退懸念がセクター全体を直撃した。前日に逆行高を演じた反動もあり、利益確定売りが加速したほか、ドル高の進行が商品価格の割高感を招き、化学や鉱業関連銘柄を中心に最大の下落率を記録した。
  • 生活必需品(Consumer Defensive) -2.58%
    コスト増による利益率の圧迫や、将来的な消費マインドの冷え込みが強く意識された。ディフェンシブセクターとしての側面よりも、インフレ長期化による業績悪化リスクが嫌気され、大手小売や食品関連銘柄が軒並み売られる展開となった。
  • 一般消費財(Consumer Cyclical) -2.23%
    ガソリン価格の上昇が家計を圧迫し、消費者の余暇支出が抑制されるとの懸念が広がった。クルーズや外食、小売などの景気敏感銘柄に売りが集中し、インフレ再燃が経済活動を停滞させるリスクが改めて浮き彫りとなった。
  • ヘルスケア(Healthcare) -1.72%
    相場全体の地合い悪化に伴い、大手製薬や医療サービス銘柄もリスク資産圧縮の対象となった。金利上昇局面において成長期待の高いバイオ銘柄などが売られたほか、ディフェンシブな資金流入も限定的で、1.7%を超える大幅な調整を余儀なくされた。
  • 不動産(Real Estate) -1.54%
    長期金利の指標となる米10年債利回りが高止まりしたことが直撃した。金利上昇はREIT(不動産投資信託)の配当利回りの魅力を相対的に低下させ、資金調達コストの増大も懸念されるため、セクター全体で軟調な推移となった。
  • 金融(Financial) -1.31%
    地政学不安に伴う景気後退リスクが意識され、銀行株を中心に下落した。イールドカーブのフラット化が利ざや改善期待を削いだほか、市場のボラティリティ急増により投資家がリスク資産から回避したことが、セクター指数の押し下げ要因となった。
  • 先端技術(Technology) -1.29%
    米長期金利の上昇が、高バリュエーションなグロース株への売り圧力を継続させた。特にハイテク大型株への利益確定売りが指数の重石となり、地政学リスクに伴うサプライチェーン混乱への警戒感も加わり、1%を超える下落となった。
  • 通信サービス(Communication Services) -1.24%
    景気減退懸念から企業の広告予算が削減されるとの見方が広がり、プラットフォーム運営企業や広告関連銘柄が売られた。他のハイテク関連セクターと同様、長期金利の上昇が株価の押し下げ要因となり、軟調な一日となった。

主要3指数の動き

  • S&P 500(6,624.70、-1.36%)
    前日に続き1.36%の大幅続落となった。中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰がインフレ再燃懸念を強めており、素材や生活必需品、一般消費財といった幅広いセクターで売りが優勢となった。特に、原油高によるコスト増が企業の利益率を圧迫するとの見方が強く、500銘柄の大半が軟調な推移を見せた。リスク回避姿勢が強まる中、心理的な節目を下回る展開となり、市場全体に不透明感が漂う一日となった。
  • Dow Jones Industrial Average(46,225.15、-1.63%)
    前日比768.11ドル安となり、主要3指数の中で最大の下落率を記録した。原油先物価格が1バレル100ドルの大台に迫るなか、燃料費や物流コストの増大が直撃する工業・産業セクターの銘柄を中心に激しい売りを浴びた。また、インフレの粘着性からFRBによる高金利政策が長期化するとの観測が強まり、景気敏感株からの資金流出が加速した。景気後退リスクを織り込む動きが鮮明となり、ダウ平均を大きく押し下げる結果となった。
  • NASDAQ Composite(22,152.42、-1.46%)
    ハイテク株中心の同指数は、前日比327.11ポイント安の22,152.42で取引を終えた。米10年債利回りの高止まりに加え、地政学リスクに伴う不透明感が、高バリュエーションな成長株の重石となっている。半導体やAI関連銘柄を中心に、反発を期待した買いを上回る利益確定売りが集中した。下落率は1.46%に達し、前日の大幅安からの自律反発も限定的となり、グロース株を取り巻く厳しい投資環境が改めて浮き彫りとなった。

ドル円の動き

3月18日のドル円は、中東情勢緊迫化に伴う原油高と米金利上昇を受け、159.88円まで続伸した。ロイターは、供給不安によるインフレ圧力がドル買いを誘引したと指摘。ブルームバーグは、160円の大台を目前に日本当局による円安牽制発言(口先介入)が強まり、利益確定売りが上値を抑えたと分析している。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

  • Crude Oil Apr 26(99.05、+3.68%)
    中東情勢の緊迫化が供給途絶懸念を再燃させ、原油価格は3%超の急騰を見せた。ホルムズ海峡の封鎖リスクや主要タンカーへの脅威が報じられるなか、市場では需給逼迫への警戒感が強まっている。IEAによる備蓄放出合意も地政学的リスクによる買い圧力を抑えるには至らず、エネルギー価格は高値圏での推移が続いている。
  • CBOE Interest Rate 10 Year T No(4.2590、+1.36%)
    米10年債利回りは、原油高に伴うインフレ再燃懸念から上昇した。発表された経済指標が労働市場の底堅さを示すなか、エネルギー価格の上昇が物価をさらに押し上げるとの予測が広がり、債券売りが優勢となった。長期金利の高止まりは株式市場、特に高PERなグロース株のバリュエーションを圧迫する重石となっている。
  • CBOE Volatility Index(25.09、+12.16%)
    投資家の恐怖心を示すVIX指数は、中東紛争の拡大リスクと主要指数の続落を背景に12%超と大幅に跳ね上がった。節目の25を上回る水準での推移は、投資家が短期的かつ急激な相場変動に対し、極めて強い警戒感を抱いていることを示している。原油相場の乱高下を受け、市場全体の不透明感が急速に高まった。
  • Gold Apr 26(4,824.90、-3.66%)
    金先物価格は、地政学リスクによる買いを上回る米金利上昇とドル高の重石を受け、3%を超える大幅反落となった。ドル指数(DXY)の反発が、金利を産まない資産である金の相対的な魅力を低下させた形だ。安全資産としての側面よりも、証拠金維持のための換金売りや利益確定売りが優先される展開となった。

私の米ドル建ポートフォリオ -1.76%(前日比)

非常に厳しい一日となりました。私のポートフォリオは前日比-1.76%となり、保有する全ての銘柄が下落する全面安の展開です。特に、安全資産として期待していた金(GLDM)が3%を超える大幅安となったことが全体の足を大きく引っ張りました。また、増配株のVIGも指数以上に下げてしまい、リスクオフの波をまともに受けてしまった印象です。守りの資産も含め大きく目減りしたのは辛いですが、冷静に長期投資を続けたいと思います。

経済指標発表 結果

  • 2月生産者物価指数(PPI)
    2月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.7%、前年比3.4%の上昇となり、いずれも市場予想を大幅に上回った。前年比の伸びは1年ぶりの高水準を記録しており、卸売段階でのインフレ圧力が依然として強力であることを示している。この結果を受けて米長期金利が一段と上昇し、FRBによる早期利下げ観測が後退。川上の価格上昇は今後、消費者物価への転嫁を通じてインフレを再燃させる恐れがある。
  • FOMC政策金利発表・声明
    FRBは今回のFOMCにおいて、政策金利を市場予想通り3.75%で据え置くことを決定した。声明文では、インフレ率が目標の2%に向かって進展しているものの、依然として高水準にあるとの認識が示された。パウエル議長は記者会見で、地政学的リスクに伴うエネルギー価格の上昇が物価見通しに与える影響を注視する姿勢を強調。当面は高い金利水準を維持する「ハイ・フォー・ロンガー」の方針が改めて確認された。
  • FOMC経済見通し(ドットプロット)
    同時に公表されたドットプロットでは、長期的な政策金利の見通しが前回の3.0%から3.1%へと引き上げられた。足元の経済の強さとインフレの粘着性を背景に、中立金利の水準が従来想定よりも高まっている可能性が示唆されている。一方で、現在(Q1)の予測は3.4%、1年後の予測は3.1%へとそれぞれ下方修正されており、緩やかな利下げ経路を描きつつも、最終的な着地点は以前より高い位置になる見通しだ。
  • 週間原油在庫統計
    米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫は、前週比約616万バレルの増加となり、市場予想の減少(150万バレル減)を大きく裏切る大幅な積み増しとなった。本来、在庫増は価格の下落要因となるが、中東情勢の緊迫化による供給途絶リスクが市場を支配しており、価格への抑制効果は限定的であった。一方でガソリン在庫は約544万バレルの大幅減を記録しており、最終需要の強さが意識されている。

主要銘柄の決算発表結果

  • MU:Micron Technology, Inc.(先端技術)
    売上高・EPSともに市場予想を大幅に上回る極めて好調な決算を発表した。AIサーバー向けの次世代高帯域幅メモリ(HBM)に対する需要が爆発的に増加しており、収益の柱となっている。経営陣は2026年までHBMの供給が完売状態であると明かしており、半導体サイクルの底打ちとAIブームの恩恵を最大限に享受している。地政学リスクに伴う時間外での売りは見られたものの、実力値の高さが改めて証明された。
  • JBL:Jabil Inc.(先端技術)
    第2四半期決算は、売上高・利益ともに事前の市場予想を上回る着地となった。AIインフラ向けコンポーネントやクラウド関連の受注が堅調に推移しており、ポートフォリオの最適化によるマージン改善が利益を押し上げた。一方で、一部の消費者向け電子機器や輸送関連での需要鈍化が将来的な重石として意識されている。製造業のデジタル化とAI化の流れを捉えつつも、マクロ経済の不透明感に対しては慎重な舵取りが続いている。
  • GIS:General Mills, Inc.(生活必需品)
    第3四半期決算は、売上高・EPSともに市場予想を下回る厳しい結果となった。長引くインフレの影響で消費者が安価なプライベートブランドへ流れており、シリアルなどの主力製品の販売数量が落ち込んだことが響いた。価格改定による収益確保には限界が見え始めており、販促費の増大が利益を圧迫している。通期の業績見通しについても慎重な姿勢を示しており、生活必需品セクターにおける需要回復の遅れを象徴する内容であった。

主な経済ニュース

  • 米2月PPIが予想を大幅に上回りインフレ粘着性を露呈
    米労働省が発表した2月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.7%上昇し、市場予想の0.3%を大きく上回った。前年比でも3.4%の上昇となり、約1年ぶりの高い伸びを記録した。特にエネルギーやサービス価格の上昇が目立ち、川上からの物価圧力が依然として強いことが示された。これにより、FRBによる利下げ開始時期がさらに後ずれするとの観測が強まり、米長期金利の上昇を招く結果となった。(Reuters:03/18)
  • 中東紛争の激化とホルムズ海峡の封鎖リスクに警戒感
    イランによるタンカーへの威嚇行動や地政学的な緊張の高まりを受け、世界の石油輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖リスクが改めて意識された。市場では供給途絶への恐怖が支配的となり、WTI原油先物は一時1バレル100ドル目前まで急騰した。エネルギー価格の上昇は世界経済のコスト増に直結するため、企業の利益圧迫やインフレ再燃を懸念したリスクオフの動きが株式市場全体に広がった。(Bloomberg:03/18)
  • 米長期金利の指標10年債利回りが高水準で推移
    インフレ指標の強含みと原油高を受け、米10年債利回りは4.25%台まで上昇した。供給不安に伴う将来的な物価上昇期待が債券売りを誘っており、実質金利の上昇が株式の相対的な割高感を強めている。特に高PERなハイテク銘柄へのバリュエーション圧力が一段と強まっており、金利高止まりが長期化する「ハイ・フォー・ロンガー」のシナリオが投資家の慎重姿勢を決定づける要因となった。(WSJ:03/18)
  • マイクロンの好決算が示すAIインフラ需要の爆発的成長
    マイクロン・テクノロジーが発表した決算は、AI向け高帯域幅メモリ(HBM)の旺盛な需要を背景に、売上高と利益の両面で市場予想を大幅に上回った。同社は2026年までのHBM供給が実質的に完売状態であると発表し、AIブームが依然として半導体業界の強力な成長エンジンであることを証明した。マクロ環境が悪化するなかでも、特定の先端技術分野には強い買い意欲が残っていることが確認された。(Reuters:03/18)
  • 米住宅ローン申請件数が大幅減少で市場の冷え込み鮮明
    米住宅ローン銀行協会(MBA)が発表した週間のローン申請件数は、前週比10.9%減と大きく落ち込んだ。30年固定金利が6.30%まで上昇したことが家計の購入意欲を削いでおり、高金利の長期化が住宅市場の足かせとなっている実態が浮き彫りとなった。住宅市場の停滞は家具や家電などの関連消費にも波及する恐れがあり、個人消費主導の米経済成長に対する不透明感を強める一因となった。(Investing.com:03/18)
  • ゴールドマンが地政学的リスクによる経済下方修正を警告
    ゴールドマン・サックスは、中東紛争の長期化と原油高が個人消費を抑制するとして、米国の経済成長予測を下方修正した。エネルギーコストの上昇分が実質所得を減少させ、消費者心理を悪化させる「ダブルショック」への警戒を呼びかけている。同社はリセッション確率を引き上げており、堅調だった米経済の「ソフトランディング」期待に冷や水を浴びせる形となり、景気敏感株への売りを加速させた。(Bloomberg:03/18)
  • 米原油在庫が予想外の積み増しも供給懸念が相場を支配
    EIAが発表した週間の米原油在庫は約616万バレルの増加となり、市場の減少予想を大きく覆した。本来であれば価格下落要因だが、中東情勢の緊迫化に伴う供給不安がその影響を相殺した。一方でガソリン在庫の大幅な減少は、米国内の堅調な燃料需要を裏付けている。在庫データ以上に地政学的リスクや川下の需要動向が重要視されており、エネルギー価格のボラティリティが高い状態が続いている。(Reuters:03/18)
  • ハイテク株への利益確定売りとバリュエーション調整の波
    金利の上昇を受け、これまで相場を牽引してきた先端技術セクターから資金が流出した。特にエヌビディアやアップルといった大型銘柄への依存度が高い市場構造において、リスクオフ局面での利益確定売りが指数全体を押し下げる要因となっている。AIバブルに対する懐疑論も一部で再燃しており、投資家は不透明な地政学環境下で、割高感のある成長株からディフェンシブな資産への入れ替えを模索している。(FOX Business:03/18)
  • 欧州・アジアのサプライチェーン混乱が製造業の重石に
    中東紛争の影響で紅海や周辺海域の航路変更が常態化し、物流コストの増大と配送遅延が製造業の利益を圧迫している。特に石油化学製品や肥料の供給網が寸断されており、原材料価格の高騰がグローバル企業の重荷となった。供給制約がさらなるインフレ圧力を生む悪循環が懸念されており、製造業や輸送関連銘柄の業績改善見通しを下方修正する動きが相次ぎ、株価の下押し圧力となった。(Financial Times:03/18)
  • ドル円が160円目前で当局の介入警戒感が最高潮に
    米金利上昇に伴うドル買いが加速し、ドル円相場は160円の大台に迫る動きを見せた。日本の通貨当局による円安牽制発言が繰り返されているが、日米の金利差拡大というファンダメンタルズが円売りを誘発している。急速な為替変動は、輸出入に関わる企業の利益予測を困難にさせ、日本株のみならず米国市場における日本関連銘柄のボラティリティを高める要因として意識されている。(Bloomberg:03/18)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主要銘柄の決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

3月18日の米国株式市場は、予想を上回るPPIの結果やFOMCの慎重な姿勢、そして緊迫する中東情勢を背景に、非常に重苦しいリスクオフの一日となりました。主要3指数が揃って下落し、原油高によるインフレ再燃懸念が投資家心理を冷やしています。マイクロンの好決算に見られるような強いAI需要という光もありますが、当面はマクロ環境の不透明感と向き合う時間が続きそうです。

こうした荒れた相場では、自分の投資方針を見失いがちになります。しかし、歴史を振り返れば、地政学リスクや一時的なインフレショックは、長期的な成長曲線における通過点に過ぎません。

日毎の成果や結果に一喜一憂せず、長期投資を目指して共に学び成長していければ嬉しいです。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス

    • S&P500ヒートマップ: finviz
    • 主要3指数とドル円:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
    • セクター別騰落率: finviz
    • 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
    • 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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    • 自分の米ドル建ポートフォリオ:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
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Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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